日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

本記事は2010年10月1日以前に公開されたもののため、本文中の社名(日立ソフト)は当時のものとなっております。

2010年5月10日
日立ソフト

OSGi サービスアプリケーション群「SuperJ Engine Bundles」を提供開始
~第一弾としてホームゲートウェイ向け映像配信機能を実現可能に~

 日立ソフト(本社:東京都品川区、取締役社長:諸島 伸治)は、 次世代情報通信社会におけるアプリケーション配信基盤であるOSGi(*1)仕様プラットフォームで動作するホームゲートウェイ(以下、 HGW)向けサービスアプリケーション群「SuperJ Engine Bundles」を2010 年6 月20 日より提供開始します。 その第一弾として、DLNA(*2)機能を応用したHGW 向け映像配信機能を実現するためのアプリケーションを提供します。 本アプリケーションにより、家庭内のDLNA 対応情報家電機器と連携し、通信キャリア、 インフラ事業者や各種サービス事業者が提供するDLNA コンテンツの視聴が可能となります。

*1)Open Services Gateway initiative:遠隔から管理できるJava ベースのサービスプラットフォーム

*2)Digital Living Network Alliance:家電、モバイル、 およびパーソナルコンピュータ産業における異メーカー間の
   機器の相互接続を容易にするための規格

 情報通信社会において、テレビやレコーダなど、インターネット接続機能を持った情報家電の利便性を増すためには、 ネットワークを通じた情報家電の連携が不可欠です。
 家庭内のPC やネットワークストレージに格納された動画や音楽をテレビで再生可能にしているのが、コンテンツ共有のための規格であるDLNA です。 最近では、大多数の薄型テレビがDLNA 規格に対応しており、家庭内でのコンテンツ共有を楽しむことが出来ます。しかし、共有は家庭内に限られており、 DLNA 対応テレビだけでは動画サイトなど、インターネット上にあるコンテンツを見ることは出来ません。そこで、 ネットワーク上で機器メーカーやコンテンツ事業者が提供するサービスと家庭内の機器を中継するハブとしてHGW が有望とされています。 OSGi は、そのHGW にサービスをネットワーク経由で追加・更新を可能にするプラットフォームであり、次世代プラットフォームとして今後浸透していくと期待されています。

 日立ソフトでは「SuperJ Engine Bundles」を提供開始し、その第一弾として、HGW 向け映像配信アプリケーションの提供を開始します。 本アプリケーションでは基本機能としてDLNA 機能であるDMC(*4)および DMS(*5)をHGW で実現でき、HGW から家庭内のDLNA 対応情報家電機器 (テレビ/メディアプレーヤ等のDMP(*6)、レコーダ/NAS 等のDMS)と連携した DLNA コンテンツの視聴を可能にします。また、映像配信の拡張機能として、インターネット等の動画サイトのデータをデジタルTV 等のDLNA プレーヤで視聴可能な形式に変換することで、通常のDLNA 機能では扱えないインターネット上のコンテンツが視聴可能になります。 本アプリケーションではコア機能のミドルウェアが提供されるため、本アプリケーション機能を活用した上位のアプリケーションを開発することにより、 より魅力的なシステム、サービスへの実現が可能となります。例えば、 オンライン上のセンターに保存されている動画や広告をデジタルフォトフレームに配信するデジタルサイネージシステムや、 インターネットを経由した遠隔地とのコンテンツ共有システムなどが実現可能です。

*4)DMC:Digital Media Controller、DMS 上のコンテンツの検索、DMR(*7)への配信指示機能

*5)DMS:Digital Media Server、コンテンツの保存とDMP やDMR に配信する機能

*6)DMP:Digital Media Player、DMS 上のコンテンツを検索し再生する機能

*7)DMR:Digital Media Renderer、DMC から指示を受けてDMS 上のコンテンツを再生する機能

 日立ソフトは、通信キャリア、インフラ事業者や各種サービス事業者がHGW を活用して各種サービスを実現する際のミドルウェアとして、 継続的に魅力的なアプリケーションを開発、提供することにより、HGW で動作し生活を豊かにするアプリケーションの開発を継続的に支援していきます。


図:システム構成例

<映像配信アプリケーションの基本提供一覧>

DMC Core
(Digital Media Controller コア)
DLNA デバイスをコントロールする基本機能を持っています。
DMS コンテンツの検索機能、DMR(レンダラ)にコンテンツ再生を指示する機能があります。
DMS Core
(Digital Media Server コア)
DLNA のサーバ機能を構成する基本機能。
コンテンツリストを送信したり、 コンテンツストリームの配信を行うことができます。
DMS Proxy Core 通常のDMS 以外(動画サイトなど)を仮想DMS として見せる共通機能を提供します。
DMC UI DMC の機能をユーザに提供するUI をサーブレットの形式で作成。
ブラウザによるDMC 機能の利用を可能にします。
DMS Local リムーバブルメディア (USB)等、ローカルファイルシステム内のコンテンツ対応のDMS を実現できます。

※価格は個別見積になります。

■ 出展情報

イベント名
: 第13回 組込みシステム開発技術展 (ESEC)
日   程
: 2010年 5月12日(水)~14日(金)
会   場
: 東京ビッグサイト (日立ソフトブース内)
U R L
: http://www.esec.jp/

■ 製品紹介のページ :/sjb/

<本件に関するお問い合わせ先>
 担当部署:@Sales24
 Tel: 03-5479-8831  ホームページ: http://sales24.hitachisoft.jp/

AdobeReader

PDFファイルをご覧いただくには "Adobe Reader"が必要です。
最新版はAdobe社のWebサイトよりダウンロードできます。(無償)

ニュースリリースの内容は発表当時のものです。商品の販売終了や組織変更により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。