日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。
2010年5月12日
日立ソフト
日立ソフト(本社:東京都品川区、取締役社長:諸島伸治)のデジタル情報家電などの組み込みシステム向けデータベースである 「Entier(エンティア)」が、このたび、日立コンシューマエレクトロニクス株式会社(取締役社長:渡邊 修徳)のハイビジョンテレビ「Wooo」 XP05シリーズ(4月17日発売)のデータ管理基盤として採用されました。
「Wooo」XP05シリーズは、3系統のデジタルチューナーを搭載し、地上デジタル放送を視聴中に、
内蔵した320GBのHDDにハイビジョン画質で同時に別のデジタル放送2番組を録画できる「ダブル録画」機能を搭載した、
地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンテレビです。
本シリーズでは、「ハイビジョン8倍録画」機能により、最大約256時間(シングル録画時)の録画が可能で、
HDDにたっぷり録画した番組から見たい番組を簡単に探し出せるユーザインタフェースの開発が極めて重要となっていました。
開発にあたり、「Entier」の、コンパクト・高機能・高性能な点と、国内メーカならではの技術サポート力が評価され、録画した番組を自動で分類するための新機能「ワケ録」などのデータ管理基盤として採用されました。
「Entier」は、日立ソフトがこれまで蓄積した基幹情報システム向けのデータベース技術を、 組み込みシステム向けに凝縮したデータベース管理ソフトウェアです。例えば、 番組名称や出演者の一部キーワードを用いて目的の番組を素早く探し出すことができる「全文検索機能」や、 サーバ側のデータ更新差分を効率よくデバイス側の「Entier」に反映できる「データベース差分更新機能」、 デバイス側でデータを更新する途中に瞬間的な電源遮断が発生してもデータベースおよびファイルシステムへの記録内容の破壊を防ぐ 「電源断対応機能」など、複雑なデータ管理機能を使いやすいインターフェースで提供することで開発生産性の向上に貢献し、 市場から高い評価を得てきました。2009年11月30日に販売を開始した「Entier」 Version3では、今後見込まれる動画や静止画、楽曲、地図など、 各種マルチメディアデータの多様化やデータ量の増大に対応し、データベース格納容量の削減など様々な機能強化を図っています。
本ニュースリリースに際し、日立コンシューマエレクトロニクス株式会社から以下のコメントをいただいています。
デジタルコンシューマ事業部 映像ソリューション本部 開発部長 内藤 康 氏
日立コンシューマエレクトロニクス株式会社は、このたび「Wooo」XP05シリーズの開発において「Entier」を採用しました。今回「Entier」
のデータ管理機能を活用したことにより、ユーザインタフェースの利便性を向上できただけでなく、
このような新しい機能を短期間かつ少ないコストで実装することができました。
当社では「Entier」での機能拡張容易性や、高い技術サポート力を評価しており、
今後の取り扱う番組情報の種類や件数の増大に対し開発生産性の向上とユーザビリティの向上を支えるデータ管理基盤として広く活用し、
他社との差別化を図っていく予定です。
日立ソフトは、今後ますます開発生産性の向上と共に付加価値向上が求められる組み込みシステムの分野に向けて、 「Entier」を中心としたソリューションでお客様の課題解決に取り組みます。
なお、今回の「Wooo」XP05シリーズへの「Entier」採用事例は、5月12日(水)~5月14日(金)に、東京ビッグサイトで開催される 「第13回組込みシステム開発技術展(ESEC)」の日立ソフトブース(東36-6)に出展します。
■ 出展情報
■ 組み込みデータベース「Entier」のホームページ :
http://www.hitachi-solutions.co.jp/entier/
■ 日立Woooワールド ホームページ :
http://av.hitachi.co.jp/
<本件に関するお問い合わせ先>
担当部署:@Sales24
Tel: 03-5479-8831 ホームページ: http://sales24.hitachisoft.jp/
PDFファイルをご覧いただくには "Adobe Reader"が必要です。
最新版はAdobe社のWebサイトよりダウンロードできます。(無償)
ニュースリリースの内容は発表当時のものです。商品の販売終了や組織変更により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。