日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。
2010年6月30日
日立ソフト
日立ソフト(本社:東京都品川区、取締役社長:諸島伸治)の組み込みシステム向けデータベース「Entier(エンティア)」が、
このたびパイオニア株式会社(代表取締役社長:小谷進/以下、パイオニア)の通信モジュール対応型ポータブルカーナビゲーション
「カロッツェリア エアーナビ」(6月下旬発売予定、以下「エアーナビ」)のデータ管理基盤に採用されました。「Entier」の採用によりPND
(パーソナルカーナビゲーションデバイス)製品業界初(
「エアーナビ」は、 PND製品業界初となる毎月の地図更新に対応しただけでなく、10mスケールの詳細市街地図を表示できるようにするなど、
HDD型のナビゲーションシステムと比べても遜色のないクオリティで、常に最新の地図や情報を使った快適なドライブを楽しめるPNDです。
パイオニアでは「エアーナビ」の開発にあたり、地図データベースのタイムリーな更新への対応と、
内蔵した8GBのフラッシュメモリへの地図データベース格納容量の削減が重要な課題となっていました。そこで、既にカーナビ分野での実績がある日立ソフトの
「Entier」のデータ更新への対応が容易な事、施設情報のデータ格納容量を圧縮できる特長などが評価され、
「エアーナビ」のデータ管理基盤として採用されました。
日立ソフトは、今後ますます開発の生産性向上と付加価値向上が求められる組み込みシステムの分野に向けて、「Entier」 を中心としたソリューションでお客様の課題解決に取り組んでいきます。
本ニュースリリースに際し、パイオニア株式会社から以下のコメントを頂いています。
パイオニア株式会社 カー市販事業部長 佐藤裕 氏
「パイオニア株式会社は、このたび『エアーナビ』の開発において日立ソフトの「Entier」を採用しました。今回の採用により、 ユーザー自身がインターネット経由で施設情報を更新できるようになったほか、「Entier」 のデータ圧縮機能の活用により膨大な施設情報をPNDに格納することができ、ドライブの利便性を向上することができました。当社はこれまで、 「Entier」をハイエンドモデルの「サイバーナビ」に採用して以来、「楽ナビLite」など他のラインナップにも適用を拡大しており、今回の「エアーナビ」 への採用で、ほぼ全てのモデルで付加価値の高い共通のサービスを、効率よく提供することができました。今後も「Entier」を、 共通のデータ管理基盤として広く活用していく予定です。」
<組み込みデータベース「Entier」とは>
日立ソフトがこれまで蓄積した基幹情報システム向けのデータベース技術を、組み込みシステム向けに凝縮したデータベース管理ソフトウェアです。例えば、 目的地となる施設情報名の一部を入力するだけで該当する施設を素早く探し出すことができる「全文検索機能」や、 サーバ側のデータ更新差分を効率よくデバイス側の「Entier」に反映できる「データベース差分更新機能」、 デバイス側でデータを更新する途中に瞬間的な電源遮断が発生してもデータベースおよびファイルシステムへの記録内容の破壊を防ぐ「電源断対応機能」 など、複雑なデータ管理機能を使いやすいインターフェースで提供することで開発生産性の向上に貢献し、市場から高い評価を得てきました。 2009年11月30日に販売を開始した「Entier Version3」では、近年市場規模の伸張が著しいPNDなどのローエンドデバイスにおいて、地図や楽曲、 動画や静止画など、各種マルチメディアデータの増大に対応すべく、データベースに格納するデータを圧縮し、 格納容量を削減するなど様々な機能強化を図っています。
■ 日立ソフト 組み込みデータベース「Entier」ホームページ
URL : http://www.hitachi-solutions.co.jp/entier/
■ パイオニア カロッツェリア エアーナビ ホームページ
URL : http://pioneer.jp/carrozzeria/airnavi/
■ 本件に関するお問合せ先
担当部署:@Sales24
Tel: 03-5479-8831 ホームページ: http://sales24.hitachisoft.jp/
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