日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

本記事は2010年10月1日以前に公開されたもののため、本文中の社名(日立システム)は当時のものとなっております。

2006年1月24日
株式会社日立システムアンドサービス

日立システムが日本ネクサウェブと販売に関する業務提携
~基幹システムWebプラットフォーム「Nexaweb」で協業~

 株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、執行役社長:中村 博行、以下「日立システム」)は、日本ネクサウェブ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山本宗敏、以下「日本ネクサウェブ」)と基幹システムWebプラットフォーム(※1)「Nexaweb」(ネクサウェブ)の国内販売に関するパートナーシップを締結し、本日より販売を開始します。

 現在、企業においては、インターネットやイントラネットを使用したWebアプリケーションシステムが増えています。しかし、従来の企業向けWebアプリケーションシステムでは下記のような課題を抱えており、システムの提供者やエンドユーザに不満が高まっています。

  • 制約の多いユーザーインタフェース
  • 低いパフォーマンス
  • 欠陥の多いクライアント/サーバ間通信モデル

 「Nexaweb」はこれまでのWebアプリケーションでは実現の困難であった多くの高い要求に応えられる豊富な機能を持ち、これらの課題を解決するソリューションを提供することができます。

 日本ネクサウェブは2005年7月に米国「Nexaweb」社の日本法人として設立され、基幹システムWebプラットフォーム「Nexaweb」の国内販売を開始しました。日立システムは、企業で求められる、豊富なユーザーインタフェースやデータのリアルタイム配信機能(プッシュ配信)、高性能という要件を満たすプラットフォームとして「Nexaweb」に着目し、大規模Webアプリケーションシステムのプラットフォームとして採用、複数のシステムを構築致しました。「Nexaweb」を使用したシステムの開発では、日本国内で屈指の開発実績経験を有します。

 今回の業務提携締結は、「Nexaweb」を使用したシステム開発の実績経験豊富な日立システムと、国内における販売力強化を推進する日本ネクサウェブとの目的が合致し、実現に至ったものです。

 日立システムは国内大手金融機関を初めとする主要なお客様に対し、「Nexaweb」とシステム開発を効率よく行えるアプリケーションフレームワーク「Extended Struts for Nexaweb」を中心としたソリューションを提供してまいります。そして、「Nexaweb」を使用したシステムの開発経験を生かし、これまで実現が難しかった企業の基幹業務に耐えうるWebアプリケーションシステム構築を実現し、お客様の企業価値向上に貢献してまいります。

Nexawebの特徴(/nexaweb/)

 「Nexaweb」はこれまでのWebアプリケーションでは実現の困難であった多くの高い要求に応えられる豊富な機能を持ち、また利用者はいつでもどこでもそのサービスを利用できる点で、正に次世代のインターネット環境を支えるソリューションを提供することができます。「Nexaweb」の特徴としては、大きく下記の5つが挙げられます。

  1. 洗練されたユーザーインタフェース
     「Nexaweb」を用いて構築されたアプリケーションは、クライアント・サーバアプリケーションと同等以上の表現力豊かなユーザーインターフェースを提供し、デスクトップアプリケーションのようにクライアントサイドで「表の並び替え処理」や「表の列のサイズ変更」、「グラフの拡大縮小」、「ドラッグ&ドロップ」、等の機能を実現します。
  2. 高いパフォーマンス
     「Nexaweb」はサーバとクライアントで分散処理を行っており、また、各イベントごとに、全体のページを送るのではなく、ネットワークを使用した差分送信が用いられ、 通信量の削減のために自動的な「通信データの圧縮」と「画面情報のサーバ・クライアント間の同期」が行われており、ネットワーク負荷を低く押さえることができます。
  3. 双方向通信とリアルタイムプッシュ
     クライアントとサーバ間の通信は「Nexaweb」に任せると開発者は通信部分制御を意識する必要がなくなります。さらに、サーバからクライアントに対してのデータのリアルタイム配信(プッシュ配信)を行うことも可能です。
  4. J2EE準拠とXML
     「Nexaweb」は J2EE(※2)のプログラミングモデルをサポートしており、アプリケーションは、業務処理用のJavaプログラム、データベース、画面表示のためのサーバサイドJavaプログラムやJSP*3といった技術を用いて通常の Webアプリケーションと同様の手法による構築を可能としています。画面情報は全てXML形式で取り扱われるため、開発者は従来の開発技術で開発を行うことができます。
  5. ゼロインストール
     「Nexaweb」を用いた場合、利用者はプログラムのダウンロードやインストールを行うことなく(=ゼロ・インストール)、どこからでもどんな回線速度でも、Webアプリケーションを利用することが可能となります。

(※1)基幹システムWebプラットフォーム:企業における基幹業務に耐えうるインターネットシステム基盤
(※2)J2EE(Java2 Enterprise Edition):Java2プログラムを実行できる企業向けサーバ環境
(※3)JSP(Java Server Pages):Java言語を利用してWebサーバで動的にWebページを生成し、クライアントに送信する技術

日本ネクサウェブ株式会社について(http://www.nexaweb.co.jp/)

 日本ネクサウェブ株式会社は、米国Nexaweb社の日本法人で、次世代Webアプリケーションプラットフォーム「Nexaweb」を日本国内のお客様に提供し、先進的なWebアプリケーションシステム構築を支援し、お客様の企業価値向上に貢献しています。

製品に関するお問い合わせ先

株式会社日立システムアンドサービス
金融システム第1営業部
【東京】
 担当 :山浦(やまうら)
 TEL : 03-6718-5806
 E-mail : richclient-solution@hitachi-system.co.jp

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