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ニュースリリース

本記事は2010年10月1日以前に公開されたもののため、本文中の社名(日立システム)は当時のものとなっております。

2006年4月11日
株式会社日立システムアンドサービス

ネットワークを監視し、不正な機器の通信を検知する
「オープンネット・ガード Ver3.0」の販売を開始
~ ジュニパーネットワークス社NetScreenと連動し不正接続を遮断 ~

 株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、執行役社長:中村 博行)は、ネットワークへの不正接続を防止するソフトウェア「オープンネット・ガード」の端末管理機能と通信遮断機能を充実し、日本版SOX法のIT統制構築の支援を可能とする「オープンネット・ガード Ver3.0」を、2006年4月13日より販売を開始します。

 オープンネット・ガードは、未登録のパソコンが社内ネットワークへ接続されることを防止する製品として販売していましたが、本日販売開始する「オープンネット・ガード Ver3.0」では、監視対象を「パソコンのみ」から「パソコンおよび、パソコン以外の機器」まで広げ、企業のネットワークに接続される機器全般を監視できるようにしました。さらに、不正な機器の接続を検知した際、ジュニパーネットワークス社の「NetScreen」シリーズを採用した通信遮断装置へ、自動的に不正機器の通信を遮断する設定を実施します。「NetScreen」シリーズと連動することにより、オープンネット・ガードはより効果的にネットワークのセキュリティを向上することができます。アプライアンス型の「NetScreen」シリーズは、ファイアーウォール製品として日本でのトップシェアを誇ります。

 ほとんどの企業内ネットワークは、世界的に標準のプロトコルであるTCP/IPを使用しているため、パソコンやルータなど、市販の機器を容易に接続することができます。その上、昨今では無線LAN機器の発達により、携帯電話、カメラ、PDAまで、ネットワークへ接続が可能になりました。しかし、誰でも容易に接続ができる便利さの反面、企業の管理者の目の届かない所で、私用パソコンを接続され、データを持ち出されるリスクも増大しています。
 このような状況においては、企業内ネットワークへ接続されている全ての機器を管理し、不正接続の検知や通信遮断を行うことは非常に重要であり、日本版SOX法のIT統制においても、パソコンをはじめとするITインフラ全般の管理強化を求められる可能性があります。  オープンネット・ガードVer3.0は次の機能をサポートすることにより、日本版SOX法のIT統制、特に「セキュリティの統制」の構築を支援いたします。

「オープンネット・ガード Ver3.0」の機能概要(/ong/)

  1. 不正接続パソコンの検知機能を強化
    従来の不正接続検知は、検査コマンドのPingを利用しておりましたが、新バージョンでは、ネットワーク機器(ルータ)から情報を収集する方式を採用し、ネットワークの物理アドレスであるMACアドレスにより不正接続機器を判断します。今回の強化でPingに応答しない見つけにくい機器も検知することができます。
  2. 不正接続パソコンの通信を遮断
    不正接続機器を検知した場合、ジュニパーネットワークス社の「NetScreen」シリーズで通信遮断を行います。遮断装置は、拠点やフロア、サーバ単位で設置することで、通信遮断を効果的かつ効率的に行うことができ、運用性の向上と低価格を実現しています。
  3. 管理機能を強化
    不正接続検知を行う場合、ネットワーク上の機器をオープンネット・ガードへ登録する必要がありますが、新バージョンでは、既存機器のMACアドレス調査からMACアドレスの登録作業までを一貫してできる機能をサポートしました。ネットワーク機器から情報を取得し、オープンネット・ガードに登録していないMACアドレスを容易に登録できます。その情報は「一括登録」機能で利用できるCSV形式ファイルで出力することができます。
    構成

「オープンネット・ガード Ver3.0」 標準価格(税込価格)

  1. ソフトウェアライセンス(最小200クライアントライセンス)
    スタンダード版       ¥924,000から
    エンタープライズ版    ¥1,302,000から
  2. 保守サービスライセンス 製品標準価格の15%/年間
    ※ 価格は前バージョン2.1と同じです(価格は据え置き)。
    ※ 通信遮断装置として採用のジュニパーネットワークス社の「NetScreen」シリーズは別売です。

ジュニパーネットワークス社について(http://www.juniper.co.jp/)

 ジュニパーネットワークス社は、大規模IPネットワークにおけるセキュアで接続性の高い通信の構築に大きく貢献しています。高いパフォーマンスを誇る目的特化型IPプラットフォームは、お客様のさまざまなサービスやアプリケーションをサポートしています。世界中のサービスプロバイダーをはじめ、エンタープライズ、政府機関、研究機関、および学術機関がジュニパーネットワークス社の製品によって、ユーザー、サービス、アプリケーションによって異なる特定のニーズに対応できるネットワークを構築しています。ジュニパーネットワークス社のネットワークおよびセキュリティ製品ポートフォリオは、世界中のネットワークにおける拡張性、安全性およびパフォーマンスに対する高い要求を満たしています。ジュニパーネットワークス社に関する詳しい情報は、上記のURLでご覧になれます。

製品に関するお問い合わせ先

株式会社日立システムアンドサービス
東京第1営業本部 第1営業部
 担当 : 稲垣(いながき)、稲村(いなむら)
 TEL : 03-6718-5801
 E-mail : ong@hitachi-system.co.jp

商品名称等に関する表示

オープンネット・ガードは当社の、「Netscreen」はジュニパーネットワークス社の登録商標です。

ニュースリリースの内容は発表当時のものです。商品の販売終了や組織変更により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。