日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。
2006年5月18日
株式会社日立システムアンドサービス
株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、執行役社長:中村博行、以下「日立システム」)は、株式会社アイ・ティ・アール(本社:東京都中野区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)と提携し、企業の情報システム部門の内部統制対応状況を診断する「ITガバナンス診断サービス」を6月1日より発売します。
現在、ITは多くの企業の販売管理・経理などで多用されており、企業の重要なインフラとなっています。企業は、2009年3月期決算から適用が見込まれる日本版SOX法で内部統制の構築が要請されていますが、内部統制構築にあたっては、企業を支えるITが適正に利用されていることも重要な要素と規定される予定です。
ITの利用が不適切なケースであると、例えば、財務報告に係わるデータを社内外の関係部門に情報システムを通じて報告する際に、不正アクセスを受け財務情報が改ざんされる恐れなどがあります。そこで、内部統制では、IT統制が適正に構築・運用されていることが欠かせない要素となっています。
日立システムでは、内部統制システム整備に対するお客様の取組みを、2009年3月期決算に適用が見込まれる日本版SOX法への対応に留まらず、経営品質向上=企業価値向上への取組みと位置づけ、内部統制整備・経営品質向上に向けた包括的なソリューション「内部統制支援ソリューション」を提供しています。
このたび、「内部統制支援ソリューション」の1メニューとして、内部統制構築に必要な項目の中でも企業の適切なIT統制にフォーカスした「ITガバナンス診断サービス」(標準価格200万円:消費税別)の販売を開始します。
「ITガバナンス診断サービス」は、現存のソリューション体系「内部統制支援ソリューション」のうち、「ITガバナンス強化コンサルティング」の最初に提供するサービスに位置づけられています。(下図参照)
本サービスは、内部統制で規定されているIT統制の構築を開始する企業が悩みがちな「何から始めてどこまで対応するべきか」といった疑問に回答するものです。
具体的には、IT戦略立案やITマネジメント手法に豊富な経験とノウハウを持つITRのサービス「IT@Governance」(*1)を使用して、まず現時点での企業のIT全般統制成熟度を評価することで、管理・運営の状況を正確に把握し、課題を明確化します。
「ITガバナンス診断サービス」から導かれたIT統制の課題は、日立システムが従来から得意としている「システム運用管理ソリューション」(別売)や「セキュリティソリューション」(別売)と組み合わせることで、お客様のIT全般統制の課題発見から課題解決まで一貫したシームレスな支援が可能となります。
診断の段階からITRと日立システムがお客様の課題を共有することで、課題に即した実現性の高いサービスを提供します。日立システムの豊富なシステム構築ノウハウを活用した幅広いIT構築力によって、ITガバナンス診断からITインフラ整備まで含めたトータルな企業のIT統制整備を支援します。
本サービスを通じて、日立システムは企業のIT統制を総合的に支援致します。日立システムは今後3年間で50社への提供を予定しています。
(*1)IT@Governanceについて : IT戦略立案やITマネジメント手法に豊富な経験とノウハウを持つITRが提供するサービス。IT全般統制の成熟度を評価することで、管理・運営の状況を正確に把握します。
約1,000問の○×式の調査票へのご回答を基に、さまざまな視点から可視化した評価結果グラフによって現状とあるべき姿のギャップを明確にし、IT全般統制における課題を抽出致します。最短で3週間という短期間で調査・分析及びご報告を完了致します。
ITRは、ビジネスとITに関する問題解決を提供する、独立系のITリサーチ&アドバイザリー会社です。中立的な立場から企業のIT戦略プランニングを支援するほか、IT関連ベンチマーク、ROIと投資の最適化、戦略的なデータ活用、ベンダー/製品の評価と選定、ITの将来動向などの分野に関する調査・分析を行っています。
[ソリューションに関するお問い合わせ先]
株式会社日立システムアンドサービス
内部統制ビジネス推進センタ
担当 : 長谷川(はせがわ)、高橋(たかはし)
TEL : 03-6718-5805
株式会社アイ・ティ・アール
プレス担当 : 俵(たわら)
TEL : 03-5337-8125
E-mail : info@itr.co.jp
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