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ニュースリリース

本記事は2010年10月1日以前に公開されたもののため、本文中の社名(日立システム)は当時のものとなっております。

2006年6月7日
株式会社日立システムアンドサービス

中国・北京市の情報システム開発会社「新思ソフト」に出資
~ 開発力強化と中国市場へのITビジネス進出で協業 ~

 株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、執行役社長:中村 博行、以下「日立システム」)は、中国の情報システム開発会社である北京新思軟件技術有限公司(本社:中国北京市、総裁:鐘 明博、以下「新思ソフト」)の出資総額の5%にあたる株式を、新思ソフトの親会社である浙江浙大網新科技股有限公司より、500万元(約7,000万円)で取得する契約を5月31日に締結しました。

 日立システムは、新思ソフトに対して既に約100人規模(月あたり平均)のソフトウェア開発を委託していますが、本出資によって協業関係を強化し、品質・価格を維持しつつ、2008年には220人規模(月あたり平均)に拡大する見込みです。

 中国でのオフショア開発では、コストメリットは見込めるものの、品質のバラツキや納期遅れなどの問題が発生しており、また、ソフトウェア技術者の人件費の高騰、人民元の切り上げなどの懸念材料があって、コストメリットも年々失われつつあります。一方、日本国内においては、少子化問題や、若者のソフトウェア業界離れ、技術の高度化と細分化などの要因に加えて、景気回復基調からシステム開発需要が増加して来たために、ソフトウェア技術者やシステムエンジニアの不足が深刻になりつつあります。
 日立システムは、中国のオフショア開発が、当初のコストメリットを求める段階から、優れた人材を求める新しい段階に入る時期が近いと認識しており、信頼関係にある中国の開発会社との関係を強化して、優秀な人材を確保する方向に転換を図ります。

 新思ソフトは、日立システムに対応する専門組織を設立し、日立システムの協力によって日本国内と同等の技術レベルの技術者を育成して維持すると共に、日本国内と同程度に管理レベルを向上させることで、高い品質と生産性を実現します。この専門組織は、本年6月から北京、杭州、瀋陽、大連の4ヶ所を拠点として160名体制で発足させます。

 また日立システムは、本年1月に北京市に開設した拠点を軸に、新思ソフト及びその親会社である浙江浙大網新科技股有限公司グループと共に、中国市場にITサービス事業、SIサービス事業を将来にわたって展開していく予定です。

【参考資料】

<北京新思軟件技術有限公司 会社概要>
設 立1998年9月
資本金5000万人民元(7.02億円)
株主構成浙江浙大網新科技股有限公司 80% 、国際創新系統(社内持株会) 20%
売上高4290万人民元(6.02億円)(2005年度)
董事長史 烈 (浙江浙大網新科技股有限公司総裁)
総 裁鐘 明博
社員数北京本社 350人、連結 555人(2006年6月現在)

<浙江浙大網新科技股有限公司 会社概要>
設 立1994年1月
資本金81304.3495万人民元(114.1億円)
株主構成浙大網新グループ有限公司 16.63% 浙江華辰不動産管理開発有限公司 10.17%など
(上海証券交易所公開情報参照)
売上高43.36億人民元(608.4億円)
董事長陳 純(浙江大学コンピュータサイエンス学部部長)
総 裁史 烈
社員数4023人(連結)

お問い合わせ先

株式会社 日立システムアンドサービス
中国事業推進室
 担当:村本(むらもと)
 TEL:03-3763-6824
 Email:s-muramoto@hitachi-system.co.jp

商品名称等に関する表示

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