日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

本記事は2010年10月1日以前に公開されたもののため、本文中の社名(日立システム)は当時のものとなっております。

2006年6月14日
株式会社日立システムアンドサービス

ケル株式会社の基幹システムをオープンシステムに
「マイグレーションサービス」で全面移行し、運用開始

 株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、執行役社長 中村博行、以下「日立システム」)は、ケル株式会社殿(本社:東京都多摩市、代表取締役社長、髙橋和良、以下「ケル」)の日立製メインフレーム(MP5400/160、*VOS1/FS)で稼働していた生産管理及び販売管理の基幹システムを、Windowsのオープンシステムへ移行し、新たに運用を開始しました。

 昨今、多くのメインフレームユーザは、自社で併用するオープンシステム環境とのデータ連携や、2007年問題の一環であるメインフレーム技術者の減少に伴う保守の維持問題など、課題を抱えています。

 ケルでは、基幹システム以外のサブシステム(経理システム、情報検索システムなど)をオープンシステムで稼働させていましたが、メインフレームとの業務連携にともなって、多くのプログラム作成や連携バッチ処理の実行が必要となっていました。

 そこで、ケルでは、2004年にサブシステムとの業務連携強化のため、基幹システム(規模:オンラインプログラム約400本、バッチプログラム約1500本、簡易言語プログラム約600本)を、日立システムの「マイグレーションサービス」を使用してオープンシステムに移行することを決定しました。
 日立システムでは、多くの業務・業種のお客様にご提供した基幹システム・サブシステムのノウハウと高度な技術力を活用し、レガシーマイグレーションサービスを提供しております。今般、お客様と一体となってプロジェクト推進した結果、円滑にオープンシステムへ切り替えることができました。

 新基幹システムは、サブシステムとの連携強化はもちろんのこと、画面の応答時間やバッチ処理の時間短縮が得られ、特に、バッチ処理時間は従来の1/3以下となりました。また、情報システム部門の運用負荷低減も図れたとの評価をいただいています。

 今後は、本実績を活かし中小形メインフレームユーザのオープンシステムへのマイグレーションサービスを加速させていきます。

*) Virtual storage Operating System 1 / Forefront System:中小形機用オペレーティングシステム

「マイグレーションサービス」について

 日立製メインフレームの大形機(VOS3系)から中小形機(VOS1系/VOSK系)までカバーしており、現行システム資産のオープンシステム移行を行います。
 本サービスは、現行システム資産の調査分析から実移行作業(計画・設計・移行・テスト及び環境構築)まで一貫しており、かつお客様のご要求にもとづいて、各フェーズ別に作業分担を決めさせていただきご提供しております。

ケル株式会社について( http://www.kel.jp )

 コネクタ、ラック、ソケット等の電子部品製造業で、次世代製品が求める「軽」「薄」「短」「小」に対して、「最先端コネクション・テクノロジー」の追求を行っています。

設 立:
1962年

資本金:
16億1,700万円

代表者:
代表取締役社長 髙橋和良

本 社:
東京都多摩市永山6-17-7

営業所:
国内(宇都宮、水戸、名古屋、大阪)
国外(北米カルフォルニア州)

事業所:
山梨、長野

従業員:
228名

お問い合わせ先

株式会社日立システムアンドサービス
営業統括本部
 担当 : 岡野(おかの)
 TEL : 03-6718-5805
 E-mail : migration@hitachi-system.co.jp

商品名称等に関する表示

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