株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、執行役社長:中村博行/以下、日立システム)は、PC業務の操作履歴を採取して、工程別の作業時間などを明示することで、問題のある工程を早期に発見し、業務効率の向上を支援するPC業務効率分析システム「BM1(ビーエムワン)」の販売を10月31日から開始します。
近年、オフィス業務における人件費が増加しており、業務改善による効率向上が求められています。しかし、コールセンターなどPCでの事務処理を主たる業務とする企業において、事務処理を集中化して、業務効率化を図ったものの、良い結果が出ないという問題が発生しています。こうした問題を解決するためには、一人ひとりのPCの使用状況を詳細まで把握し、分析する必要があります。しかし、PCの使用状況を把握するためにヒアリングやアンケート調査を行うことは、新たな業務を増やすとともに、個人の技能の差があるため正しい結果が把握できないことがあります。そこで、PC業務の細かい操作履歴を採取し分析することで、どの作業が問題になっているかを明確にして効率向上を図りたい、というニーズが増えつつあります。
PC業務効率分析システム「BM1」は、株式会社日立製作所 中央研究所が開発した技術をベースに日立システムが製品化したもので、操作履歴を採取するためのソフトウェアパッケージである「BM1/Agent」と分析を行うための「BM1/分析サービス」があります。
「BM1/Agent」は、PC単位に導入し、Microsoft ExcelのシートやWebシステムの入力画面などについて、キー入力の操作単位に履歴を採取します。「BM1/分析サービス」では、お客様の業務に合った分析プログラムを作成し、採取した操作履歴をもとに、セルやフォーム毎にオペレータが入力に要した時間を集計し、工程別の作業時間などをグラフで表示します。これにより、お客様のPC業務において、「どの工程で時間がかかっているか」や「どの工程が複雑か」といった問題点を早期に発見することができ、業務効率向上を支援します。
日立システムでは、PC業務効率分析システム「BM1」をPCでデータ入力を行うコールセンターやバックオフィスを持つ企業などに向けて、今後3年間で20ユーザへの販売を目標としています。
「BM1」のベースとなるシステムについては、大手地方銀行において9月26日より試用が始まりました。
同行より、以下のコメントを頂戴しています。
「当行では、従来より融資業務の本部集中化に取り組んでおりますが、集中化に伴う原価管理において正確に把握できていない部分があり、集中業務の効率化を促進する上での判断材料が不足していました。
この問題が「BM1」により解決され、より正確な原価を把握することが可能となれば、業務プロセスを大きく改善できるものと考えられます。これは更なる集中化を検討する上でも大変重要なことと考えています。」
製品・サービスの価格および提供時期
名称 |
概要 |
標準価格(税込) |
提供開始日 |
BM1/Agent(*1) |
Microsoft ExcelやWebシステムの入力画面などについて、操作履歴を採取するパッケージ |
¥42,000/ライセンス(*2) |
10月31日 |
BM1/分析サービス |
- 業務分析の準備
- 業務分析プログラムの開発
- 業務分析プログラムの導入及び、分析の実施
- 業務分析結果の報告
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個別見積 |
BM1/導入サービス
(オプション) |
- BM1導入目的・対象の決定
- 対象業務関連調査
- システム調査
- インストールサービス
- 導入結果のご報告
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個別見積 |
BM1/保守サービス
(オプション) |
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個別見積 |
*1:対応するOSは、Windows2000および、WindowsXPです。また、対応するアプリケーションは、Microsoft Excel 2002およびInternet Explorer 6.0です。
*2:表示している価格は、50ライセンス購入時の標準価格です。ライセンス数により、価格は異なります。
「BM1」のご紹介
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商標名称等に関する表示
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製品・サービスに関するお問い合わせ先
株式会社日立システムアンドサービス
金融システム第1営業部
担当 : 横手(よこて)、朝倉(あさくら)
TEL : 03-6718-5806
E-mail : kinyuu-sol@hitachi-system.co.jp