株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、執行役社長:三好 崇司、以下「日立システム」)は、PCからネットワークへの不正接続を防止するソフトウェア「オープンネット・ガード Ver4.0」の販売を10月1日から開始します。「オープンネット・ガード Ver4.0」は、端末がネットワーク上で使用する固有番号であるMAC(*1)アドレスによる認証を行うRADIUS(*2)機能に対応します。また、各端末のセキュリティ状況などを監査する機能に「節電モード」を追加することでグリーンITを推進することができます。
*1 MAC(Media Access Control)アドレス:端末がネットワーク上で使用する固有な番号
*2 RADIUS(Remote Authentication Dial In User Service):MACアドレスやユーザID、パスワードを認証する。
近年、ボットネットなどのPCに感染するウィルスが進化しており、許可されていない端末を一次的に接続するだけでネットワーク全体に蔓延し、被害を拡大させる危険が高まっています。こうした中、個人の持ち込みPCなどを接続する場合に、認証の段階で、許可された端末かどうかを判別する機能が求められています。
日立システムは、許可していない不正な端末の接続をMACアドレスで検知する「オープンネット・ガード」を2003年から提供しておりますが、新バージョンのVer4.0では、「オープンネット・ガード」が保持する許可されたMACアドレス情報をRADIUSサーバへ登録する連携機能を追加します。これにより、RADIUS認証をサポートしたスイッチングハブに端末が接続された時、RADIUS認証を行い許可された端末であるか判断できるため、許可されていない端末を一次的にも接続することができません。認証機能付きスイッチングハブがAlaxalA社製の場合は、認証情報として、接続機器の番号や日時をレポートで確認したり、警告のメールや管理者へメッセージを送信することも可能です。
また、「オープンネット・ガード」がもつセキュリティやウイルスチェック実施状況などを確認するPC監査機能に、PCを「節電モード」に設定変更する機能を追加します。これにより、全社の設定を統一することができ、PC全体の消費電力を低減することでグリーンITを推進することが可能となります。
日立システムは、「オープンネット・ガード Ver4.0」を8月20日から東京ビックサイトで開催される「Security Solution 2008」に出展するともに、不正接続防止システムの導入を予定している顧客や、MACアドレスによる認証強化を目的としている顧客に向けて、2010年度までに300社への販売を目標としています。
「オープンネット・ガード Ver4.0」認証機能付きスイッチングHUBとの連動
「オープンネット・ガード Ver4.0」の価格及び出荷開始時期
製品名 |
価格(税込) |
出荷開始時期 |
オープンネット・ガード スタンダード版
(200クライアントライセンス) |
924,000円 |
12月1日 |
オープンネット・ガード エンタプライズ版
(200クライアントライセンス) |
1,302,000円 |
* RADIUS連携機能、PC監査機能は、エンタプライズ版のみのサポートとなります。
* 別途、保守サービス(製品標準価格の15%/年)が初年度より必要となります。
「オープンネット・ガード」のご紹介
商標名称等に関する表示
・オープンネット・ガードは、株式会社日立システムアンドサービスの登録商標です。
・その他、記載している会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。
製品、ソリューションに関するお問い合わせ先
株式会社日立システムアンドサービス
東京第1営業本部 第1営業部 稲垣、稲村
TEL : 03-6718-5801
E-mail : ong@hitachi-system.co.jp