日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

本記事は2010年10月1日以前に公開されたもののため、本文中の社名(日立システム)は当時のものとなっております。

2009年1月27日
株式会社日立システムアンドサービス

みずほ銀行がICタグと防犯磁気テープを併用した書類管理システムを採用
重要書類のセキュリティ向上と棚卸作業の効率化を実現

 株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、執行役社長:三好 崇司/以下、日立システム)が提案した、ICタグと防犯磁気テープ(3Mタトルテープ感知マーカー)を併用し、重要書類のセキュリティ向上と書類の棚卸し作業を効率化できる「書類管理システム」が、株式会社みずほ銀行(本社:東京都千代田区、頭取:杉山 清次/以下、みずほ銀行)で採用されました。
 この「書類管理システム」は、2009年3月下旬から正式に運用を開始します。
 みずほ銀行審査部では、これまで、書類に貼り付けたバーコードを読み取ることで重要書類の管理を行っていましたが、多くの書類を使用する際に、各書類のバーコード部分を直接、かつ一つひとつリーダで読み取る必要があり、煩雑となっていました。
 そのため、ICタグとタトルテープ感知マーカーの活用により、書類の一括読み取りや、持ち出しを検知できるシステムの構築を検討していました。
 今回、採用された「書類管理システム」は、株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫/以下、日立)の重要書類管理用ソフトウェア「重要書類管理システム」に、ICタグとして日立の世界最小クラスの非接触ICチップ「μ-Chip(ミューチップ)」と図書館などで盗難防止用として多くの実績がある住友スリーエム株式会社(代表取締役社長:ジェシー・ジー・シン/以下、住友3M)の磁気テープ「タトルテープ感知マーカー」を組み合わせたシステムです。
 この「書類管理システム」により、膨大な重要書類の位置検索や保存期間、入出庫状況などがICタグにより管理できるほか、セキュリティゲートにより、より確実な利用状況の検知ができるなど、セキュリティレベルの強化だけでなく、業務や運用のさらなる効率向上も可能となります。
 書類管理システムの採用に関して、みずほ銀行 宮原様から、次のようなコメントをいただきました。
 「セキュリティゲートを設置することでセキュリティ向上を図ることは、重要な検討事項ではありましたが、作業効率が低下することを懸念していました。そこで、利用者の利便性を損ねることがないシステム構築を検討し、日立システム様と日立様よりご提案いただいた書類管理システムを導入しました。今回のICタグとタトルテープ感知マーカーを活用することにより、従来のバーコードのシステムと同様の手続きで、セキュリティ対策の強化だけでなく、業務効率の向上の面でも、非常に有効なシステムが実現できることになります。」
 日立システムは、今後も日立と協力し、金融業界をはじめ、さまざまな分野に、重要書類などの管理における高度なセキュリティの実現や入出庫管理や棚卸しなどにおける業務効率の向上を可能とするICタグを活用したシステムの提案、導入を積極的に進めていきます。

日立μ-Chipについて(http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/traceability/)

μ-Chipは日立製作所が提供するICチップです。μ-Chipを活用し、様々なトレーサビリティシステムを実現します。

商標名称等に関する表示

  • 「ミューチップ」「μ-Chip」およびμ-Chip ロゴマークは、日立の日本、およびその他の国における商標又は登録商標です。
  • 「3M」、「タトルテープ」は、3M社の商標です。
  • その他、記載の会社名および製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社日立システムアンドサービス
営業統括本部 東京第2営業本部 金融システム第1営業部 石田
TEL : 03-6718-5806

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