株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、執行役社長:林 雅博/以下、日立システム)は、エース株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 森下 宏明/以下、エース)の東京本社の新社屋に、社内ネットワークへの不正接続を防止する「オープンネット・ガード」とセキュアな無線LAN環境を構築できる「Arubaシリーズ」を併用した次世代モバイルネットワークを構築し、順調に稼働しています。
エースは、昭和15年に創業し、鞄やラゲージなどさまざまな鞄の製造や卸を行う国内シェア第1位の老舗企業です。「第二の創業」と位置付けられた東京本社移転プロジェクトにおいて、新社屋は企業ブランドを体現する洗練された最新のインテリジェントなオフィス空間を目指し、「シンプルなオフィス」をデザインコンセプトとして設計されました。また、関連企業や取引先が世界中に広がるため、365日24時間継続して、情報システムを利用できる環境が求められていました。このような中、エースは使用できるPCを限定した上で、どこの場所からもアクセスできる無線LANを利用したネットワーク構築を検討し、以下の理由から日立システムが提案したネットワーク構成を採用いたしました。
- 日立システムが自社の日立大森ビルに導入した無線LAN「Arubaシリーズ」を利用したネットワーク構築など、多くの導入実績があること
- 不正なパソコン接続を防止する認証サーバ「オープンネット・ガード」とアラクサラネットワークス社製の認証スイッチとの連携で、認証の強化だけでなくネットワーク監視も実現できること
- クライアントPCやIP電話において有線LANと無線LANを併用できることでオフィスの拡張性があること
これらのことから、エースは、認証サーバや認証スイッチ、無線アクセスコントローラ・アクセスポイントを冗長構成にすることで、365日24時間安定稼働するネットワークを構築できました。また、Aruba Networks社の無線アクセスコントローラ・アクセスポイントを天井裏に設置したり、机上のIP多機能電話の電源もネットワークケーブルから給電する方式を採用することで、配線が目立たないフリーアドレスオフィスを実現できました。
以下、エース 情報システムセンター 石垣氏のコメントです。
「本システムでは、無線LANやセキュリティ向上のための認証サーバを導入し、信頼性や柔軟性を確保した、さまざまなワークスタイルに対応できるネットワークを実現できました。導入においては、自社で同様のネットワークを構築しノウハウを有する日立システムの技術者の方々が、当社のシステムをよく理解し、各製品間の安定性を重視した提案をしてくださいました。その結果、ネットワーク障害にも臨機応変に対応できる構成となりました。新社屋では、会議や打合せなど場所を問わず、社員たちがパソコンを自由に使用し、また、ゲスト用のLANを通して、来訪者の方々にも最適なインフラ環境を提供できるようになりました。日立システムと共に、当初の目標であったITインフラのモデル拠点を築くことができたことを嬉しく思います。」
エースについて
URL :
http://www.ace.jp/
エースは、昭和15年に創業し、旅行バッグを中心に、ビジネスバッグやスポーツバッグなど、さまざまな鞄の製造と卸を手がける国内シェア第1位の老舗企業です。創業以来、業界では先駆的な存在で、縦型のスーツケースなどの時代の一歩先を行く製品を提供しています。「フィールドは世界へ」のスローガンのもと、海外でも事業展開しているグローバル企業です。
次世代ネットワーク構築事例 エース株式会社様
URL :
/cases/case06/
パソコン不正接続防止ソリューション「オープンネット・ガード」のご紹介
URL :
/ong/sp/
無線LANソリューション「Arubaシリーズ」のご紹介
URL :
/aruba/sp/
商標名称等に関する表示
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本件に関するお問い合わせ先
株式会社日立システムアンドサービス
関西産業本部 産業システム第1営業部 木之下
TEL: 06-6647-9408 E-mail:aruba@hitachi-system.co.jp