株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、執行役社長:林 雅博/以下、日立システム)とブロケードコミュニケーションズ システムズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:青葉 雅和/以下、ブロケード)は、毎時5TB (*1) でのデータ移行が可能な米ブロケード開発のデータ移行専用アプライアンス「Brocade Data Migration Manager (以下、Brocade DMM)」を利用してブロックデータ移行プロジェクトを支援する「高速データ移行サービス」の提供を2月10日から共同で提供を開始します。
*1:移行対象ストレージの性能ボトルネックを無視できる場合の理論値(実効速度はストレージ性能に依存)
近年、オープン系ストレージの分野では、環境移行およびデータ移行において課題が増大しており、移行設計が非常に複雑になっています。具体的には、異種OS・ファイルシステムの混在、移行対象容量の増大、システム停止時間の制限などのデータ移行を難しくする要素が多数存在し、安全で効率よくデータを移行できる方式が求められています。日立システムは、これまでも様々な方式にてデータ移行サービスを提供してきましたが、昨今の複雑化するデータ移行要件に対応することを目的に、今回新たにブロケードと共同で「高速データ移行サービス」の提供を開始します。
「高速データ移行サービス」は、ブロケードのデータ移行専用アプライアンス「Brocade DMM」を利用し、データ移行計画立案支援からデータ移行作業・完了レポート提出までをワンストップで提供します。「Brocade DMM」は、高性能・高信頼が求められるミッション・クリティカルなSAN環境において卓越した実績を持つブロケードのファイバチャネルスイッチをベースに設計されており、ブロック・データ移行のためのコマンドを発行する「コピーエンジン」には専用の特定用途向けIC(ASIC)を搭載しています。これにより、従来のサーバベースのデータ移行方式と比較し、多重コピー処理を効率的に実行することが可能で、最速の理論値で毎時5TBの転送速度を実現することで、作業時間の短縮と作業の簡素化による移行設計の低コスト化を実現します。
日立システムは、これまでも提供してきたストレージ本体の設計・構築サービスなどとも連携を図りながら、お客様にストレスを感じさせないスムーズな新ストレージへの移行を実現するサービスとして、「Brocade DMM」を利用した「高速データ移行サービス」を販売していきます。
「高速データ移行サービス」について
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