株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、取締役社長:林雅博/以下、日立システム)は、情報・知識共有基盤「InWeave(インウィーブ)」シリーズにおいて、社内SNSの蓄積情報に加え、イントラネットやファイルサーバ、インターネットから収集した情報をメンバーで共有する機能を追加した「InWeave Collaboration Ver 2.10」の販売を5月20日から開始します。
近年の企業のワークスタイルにおいては、人と人とのつながりを起点としたネットワーク型の企業情報の共有が求められており、ブログやSNS、wikiなど、ソーシャルテクノロジーを活用し、従業員同士のコミュニケーションを通じて個人の知識やノウハウを自然に蓄積し、組織で共有・活用しようとする企業が増えています。しかしながら、企業内にはイントラネットやファイルサーバ、グループウェアなど、膨大な情報が散在しているため、ユーザによっては情報の存在自体が分からないなど、誰もが十分に情報を活用できないという課題があります。
日立システムはこれまで、業務知識やノウハウを共有する情報・知識共有基盤「InWeave」シリーズを企業に提供してきましたが、今回提供する「InWeave Collaboration Ver 2.10」では、フィード(ウェブサイトの概要や内容を配信用に加工した文書)の収集・検索・参照の機能を新たに追加し、Webサーバやファイルサーバなどから最新情報を収集します。これにより、社内SNSの蓄積情報に加え、社内外の情報を一元的に活用できます。
具体的には、特定のWebサーバやファイルサーバ、グループウェア、データベースからフィードを収集し、テーマごとにメンバーで共有する「テーマ機能」、テーマ内に登録されたフィードの新着情報を表示する「新着一覧表示機能」、有益なフィードに目印(クリップ)を付けてメンバーに参照を促す「クリップ機能」、情報の補足やQ&Aなどのためにフィードにコメントを付与する「コメント機能」などを新規に追加し、広範囲な情報共有・活用の利便性を高めます。
また、個人のビジネスログ(投稿者・閲覧者の権限設定が可能な業務用のグループブログ機能)の投稿履歴を表示することで、個人の知識・ノウハウを把握する「Know-Who」を実現します。
Googleガジェットに対応した企業ポータルにおいては、他システムと一緒にInWeaveガジェットを表示することが可能となるため、システム活用を強力に推進することができます。
日立システムは、「InWeave」シリーズを、今後も企業の幅広い業務に柔軟に適用し、新しい「ワークスタイル」を支援していく予定であり、製品とソリューションを含め2012年度までに約10億円の販売を目標にしています。
「テーマ機能」を使ったフィード参照画面(例)
フィード参照画面
情報・知識共有基盤「InWeave」のご紹介
/inweave/
SNS、ブログ、wikiなどのWeb2.0技術を用いて企業内の業務知識やノウハウ、個々の従業員がもつ経験や知識・知恵などの暗黙知、従業員間のコミュニケーションを通して生み出される新たな知識などを活用するための情報・知識共有基盤です。セキュリティやアクセス制御を組織単位で設定でき、業務利用に適したソーシャルウェアです。
「InWeave」について
「InWeave」は、「Information,Intelligence(情報、知性)」と「Weave(織る、編む、紡ぐ)」とを組み合わせた造語で、「企業内の情報やシステムを、まるで一反の“知の織物”を紡いでいくかのようなイメージで、円滑に結び、広げていく」という思いを込めています。
商標名称等に関する表示
- InWeaveは、株式会社日立システムアンドサービスの商標です。
- その他、記載している会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。
製品・ソリューションに関するお問い合わせ先
株式会社日立システムアンドサービス
東京第1営業本部 第1営業部 横山(よこやま)、高橋(たかはし)
TEL:03-6718-5801
関西営業本部 産業システム第1営業部 小林(こばやし)
TEL:06-6647-9408
E-mail:inweave@hitachi-system.co.jp