株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、取締役社長 林 雅博/以下、日立システム)は、Black Duck Software, Inc.(本社:アメリカ合衆国マサチューセッツ州、President and CEO:Tim Yeaton/以下、Black Duck社)とパートナー契約を締結し、Black Duck社が開発したソースコード検出製品「Protex」やコード再利用の承認ワークフロー「Code Center」を利用したコードマネージメントサービスの提供を8月1日から開始します。日立システムは、コードマネージメントサービスを「オープンソース・トータルソリューション」のラインアップに追加し、更なる強化を図ります。
近年、オープンソースを利用したシステム構築を実施する企業が年々増加しています。オープンソースは無償で利用できる反面、メンテナンスなどは、自己責任で実施しなければなりません。また、昨今、企業がランセンスをもつソースコードが知らないうちにオープンソースに組み込まれていることで、ランセンス管理の更なる強化が必要となっています。
日立システムでは、2004年から「オープンソース・トータルソリューション」を提供しており、オープンソースに関する導入支援や保守・サポートにいたるまで幅広いサービスを提供しています。今回、Black Duck社とのパートナー契約締結により顧客企業は、日立システムの実績あるコンサルティングからシステムの企画・設計、開発、保守・運用に至るトータルソリューション力に、Black Duck社が全世界で展開しているOSSを活用したプログラム開発におけるコードマネージメントサービスを加えた、オープンソース・ソフトウェア製品の高品質なサービス&コンサルティングをワンストップで受けることができます。
このたび提供を開始するコードマネージメントサービスは、Black Duck社の「Black Duck Suite」が提供するオープンソースのソースコードを検出できる「Protex」と、組織のポリシーに準拠したソースコードの再利用の承認プロセスを構築することで承認されていないオープンソースのソースコードの混入を防ぐ「Code Center」を活用しています。これにより、オープンソースのおけるライセンス管理を強化でき、正当な調達業務の実現に寄与できます。
日立システムは、オープンソース・ソフトウェアを柔軟に組み合わせた低価格で高品質なシステムを構築する「オープンソース・トータルソリューション」に、Black Duck社 のコードマネージメント製品を加え、海外に事業展開しているソフトウェアベンダー、家電メーカー、ゲームメーカーなどに向け、2012年度には、コードマネージメントサービスで約3億円の販売を目標としています
日立システムは、今後もBlack Duck社との技術共有や共同マーケティング活動を一層強化し、コードマネージメントサービスの更なる利用拡大を目指します。
今回のパートナー契約締結に関して、Black Duck Software, Inc. President and CEO Tim Yeaton氏から以下のコメントをいただいております。
「弊社は日立システムとの提携を歓迎し、マルチソース開発環境におけるオープンソース利用を管理する統合ソリューション、『Black Duck Suite』を提供してまいります。弊社製品を日立システムのオープンソース・トータルソリューションと組み合わせることで、オープンソースのコストメリット、柔軟性および高度な技術を日立システムのお客様に提供できるだけでなく、法的、コンプライアンスの面からも支援してまいります。」
Black Duck社について
- Black Duck社: http://www.blackducksoftware.com/
「Black Duck Suite」について
- Black Duck Suite: http://www.blackducksoftware.com/black-duck-suite
「オープンソース・トータルソリューション」について
- オープンソース・トータルソリューション: /linux/
商標名称等に関する表示
- Black Duck とBlack Duck Suiteは、Black Duck Software, Inc.ならびにその子会社の登録商標です。
- その他、記載している会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。
ソリューションに関するお問い合わせ先
株式会社日立システムアンドサービス
東京第1営業本部 第1営業部 横山(よこやま)、名原(なはら)
TEL:03-6718-5801 E-mail:linux-group@hitachi-system.co.jp