株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、取締役社長:林 雅博/以下、日立システム)は、データセンターや研究所などで保管・管理している大量の記録媒体や重要書類の貸出/返却、棚卸などの管理業務を効率化できる「りいぶる物品管理ソリューション」の提供を9月21日から開始します。
日立システムは、1991年から図書管理システム「りいぶるシリーズ」を販売しており、これまで自治体・企業・官公庁を中心に約2100サイトで採用されています。
今回、提供を開始する「りいぶる物品管理ソリューション」は、これまでの図書管理システムで培った技術を活かし、日立製作所が提供する超小型無線認識用ICタグ「ミューチップ」を採用することで、大量の記録媒体や重要書類の貸出/返却といった入出庫の精度の向上や、物品の捜索や全体の棚卸などにかかる時間を大幅に短縮できます。
日立システムは、「りいぶる物品管理ソリューション」を大量の記録媒体などの物品を扱うデータセンターや研究所などに向け、2013年度までにソリューション全体で約2億円の販売を目標としています。
「りいぶる物品管理ソリューション」の特徴
(1)貸出/返却、棚卸し業務の時間を大幅に短縮
トランクなどの運搬ケースや保管棚などに物品を格納したまま、ミューチップリーダを物品の上からかざすだけで、貸出/返却、棚卸が可能です。また、多くの物品の情報を一括して読み取れるので、大量の物品を効率よく取扱うことができます。これにより、従来のバーコードによる物品管理では、500本の貸出/返却に約20分かかっていたものが約1分に、7000本の棚卸しに約6時間かかっていたものが約45分に短縮することが可能となります。(*1)
*1:日立システム調べ。物品は記憶媒体(CMT)を使用。1本の物品にかかる読取り時間は、バーコードの場合約2.4秒、 ミューチップの場合約0.12秒として、マスタ情報との突き合わせや棚移動などにかかる時間を加算して、全体の作業時間を算出
(2)Web対応による事前申請が可能
Webブラウザ経由での物品の検索、貸出状況の確認、貸出の事前申請に対応しています。これにより、あらかじめ離れた拠点から手続きすることが可能です。
(3)申請情報と物品情報の突き合せで貸出時の精度を向上
貸出時に読み取った物品情報と、あらかじめ申請した情報を突き合わせることで、貸し出しのミスを防止できます。
「りいぶる物品管理ソリューション」のご紹介
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