.NET アプリケーション開発支援ソリューション
for XAMLプラットフォーム
良質なユーザーエクスペリエンスとスケーラビリティを意識したアプリケーションの開発を実現
デジタルテクノロジーの活用が進み、情報システムへの依存度は増し、お客さまが扱う情報は増え続けています。膨大な情報の中から限られた時間で適切な判断を行うために、ユーザーエクスペリエンス(UX)は必須となっています。求められる良質なユーザーエクスペリエンスを実現するためのアプリケーション開発技術として、マイクロソフト社は 「XAMLプラットフォーム」を提供しています。
当社は XAMLプラットフォーム を正しく理解し、ご要望と技術の特性に沿った設計・開発を行うことで、お客さまのシステムに高い操作性による良質なユーザーエクスペリエンスと、今後の要望に対応し続けるためのスケーラビリティをご提供します。技術適用に関するコンサルティングから設計・開発まで、これまでに蓄積してきたアプリケーション開発の経験を生かし、お客さまに安心してご利用いただけるソリューションをお届けします。
概要・特徴
XAMLプラットフォーム を活用し、当社がこれまでに培ってきたアプリケーション開発のノウハウをベースに、お客さまに安心してユーザーエクスペリエンスを実現していただくためのソリューションです。
技術適用コンサルティング
お客さまのご要望や現在のシステムの状況などを調査し、下記などの XAMLプラットフォーム を適用するメリットについて、検討・提案を行います。また、アプリケーションのユーザーエクスペリエンスの質を高めるための検討をお客さまとともに、当社のUXデザインの専門家にてご支援することも可能です。コンサルティングの結果をもとに、お客さまが最適な選択をするためのご支援を行います。
- Windows Presentation Foundation(WPF)
- ユニバーサル Windows プラットフォーム(UWP)
- Xamarin / .NET Multi-platform App UI(.NET MAUI)など
設計・開発サービス
XAMLプラットフォーム に精通した技術者が、これまでに培ったノウハウを駆使し、.NET の特性であるスケーラビリティの高いアプリケーション設計と、製品技術の特性を生かした高品質なアプリケーション開発をご提供します。また、当社グループ内で適用している開発プロセスを活用した高品質なモノづくりの実現や、ほかの開発支援ソリューションとの組み合わせによる新しい開発技法の適用なども幅広く対応します。
関連ソリューション
クラウドサービスの積極的活用
昨今、クラウドサービスを活用したアジリティの高いアプリケーション開発も選択肢の一つになって来ております。Microsoft Azure には、アプリケーション実行基盤に活用できる数多くのサービスも提供されており、順次拡充されて来ております。また、開発環境においても Visual Studio Code、GitHub Codespaces などの新しいテクノロジーとともに、2021年11月には Visual Studio 2022 や 最新版 .NET 6 も提供が開始され、クラウド連携の開発も環境が整いつつあります。当社では最新の開発トレンドもキャッチアップし、お客さまに最適な開発環境、実行基盤の選択もご支援します。
上記の枠に捕らわれず、システム全体の設計・開発から、技術的にお困りの部分のみへの適用など、さまざまなご相談にお答えします。
対応技術:Windows Presentation Foundation(WPF)
アプリケーションプログラムでは、利用形態に合わせた使い勝手のよい画面を効率よく開発することが求められてきています。
この要求に対し、これまでの Windows アプリケーションでは、Graphics Device Interface(GDI)と呼ばれる API で対応してきました。
しかし、GDI は16ビット時代の Windows から続いており、進化するハードウェアに対し、設計の古さから機能拡張が難しくなりました。
このような問題に対して、グラフィックハードウェアの機能を活用して高い描画性能を実現する DirectX をベースに、.NET のグラフィックスサブシステムとして提供されたのが、Windows Presentation Foundation(WPF)です。
WPF は、以下の特徴を持っています。
代表的な特徴
- XML をベースとした、XAML 言語による自由なレイアウトの実現
- さまざまな表示効果のサポート
- グラフィックハードウェアを利用する高い描画性能
- ベクトルグラフィックスサポートによる美しい表現
- 3D のサポート
- タイムラインベースのアニメーションサポート
- スタイル(XAML)とロジック(C#/VB.NET)の分離
- Win32 / Windows Forms の利用
上記の特徴を利用することで、利用者には、高い描画性能を実現しながら、直感的な操作を可能とするユーザーエクスペリエンスを提供することができます。また、開発者にとっては、スタイルとロジックの分離による分業が容易になり、画面レイアウトの変更を少ないコストで実現することが可能です。
最新のマルチプラットフォーム対応のテクノロジーを活用することで、 Windows、macOS に対応するデスクトップアプリケーションおよび iOS、Android に対応するネイティブなモバイルアプリケーションを、単一のソースコードで開発することもできるようになって来ています。
対応技術:Microsoft Silverlight(2021年10月にサポート終了済み)からの移行支援
WPF の持つ利便性をマルチプラットフォーム上で実現するためにWebブラウザー上のプラグインとして開発されたランタイムが、Microsoft Silverlight でした。しかし、ほかのWebテクノロジー機能の進化に伴い、Silverlight の機能追加は段階的に縮小され、2021年でランタイムサポートも終了しました。
- Internet Explorer 10:2020年 1月31日
- Internet Explorer 11:2021年10月12日
- ほかのブラウザーや macOS上のブラウザーでのサポートも終了済みです。
Silverlight アプリケーションからの移行は、さまざまな選択肢が存在します。Silverlight が実現してきたアプリケーションの利用シナリオを見直し、既存資産の利用方針や移行先を戦略的に決定していくことが求められます。
当社では、Microsoft Silverlight からのアプリケーション移行もご支援しております。