Palo Alto Networks Productsの導入事例
大阪情報コンピュータ専門学校様※「PAシリーズ」は「次世代ファイアウォール」に名称が変わりました。本事例内容は公開当時のものです。
今回Palo Alto Networks PAシリーズを導入した大阪情報コンピュータ専門学校様 ご紹介
情報処理IT、ビジネス、ゲーム、CG、デザイン、映像・アニメ、Webの分野を網羅したデジタル総合学園として、多岐にわたる教育に取り組んでいる大阪情報コンピュータ専門学校(以下、OIC)。1968年の学校法人の創立以来、専門学校の社会的な使命を追求し、常に教育力の向上に努めてきました。高度職業人の養成という社会のニーズに対応した4年制学科の設置、官公庁・産業界との連携による教育の拡充、大学を姉妹校にもつ組織力を生かした研究活動など、独自の取り組みを行っています。
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導入前の課題
導入前、OICではセキュリティ対策において、いくつかの課題がありました。
- 課題1)従来型ファイアウォールで制御しきれない、アプリケーションごとの利用制御を行いたい(校内からのP2Pトラフィックの遮断等)
- 課題2)インターネット上の掲示板への書き込みをコントロールしたい。
- 課題3)トラフィックの可視化を行いたい(どのようなアプリケーションが帯域を圧迫しているのか把握したい)
「現存のシステムでは、従来型のファイアウォールによるIPアドレスならびにポート番号での制御しか行っておらず、インターネット上の脅威から学生を守る為、よりきめ細かくアプリケーションを制御できるシステムを検討しておりました。」(情報メディアセンター 山口雅樹氏)
選択のプロセスとポイント
上記の課題を解決するために、製品・ソリューションの選定を開始しました。当初は、別メーカのファイアウォールを検討していました。しかし課題を全て解決することができず、他の製品を検討していた際に、KDDI様よりPalo Alto NetworksのPAシリーズを御紹介いただきました。 「PAシリーズの導入に至った第一の理由は、容易にアプリケーションの制御と可視化が出来る事です。また、実際にデモを見て、レポート等のユーザインターフェースがわかりやすかったこともポイントでした。」
容易にアプリケーションの制御・可視化ができる、ということに加え、下記の点でもPAシリーズは高く評価できます。
- GUI(設定時や運用時に見やすく操作性が良い)
- レポート機能(見たいレポート項目がテンプレートとして既に準備されている)
- 性能面(UTM機能を使用すると他のFWは性能劣化が著しいがPAシリーズは性能劣化が少ない)
- ハードの設計(通信基盤と管理基盤が分かれている)
- サポート面(Juniper製品で実績がある日立ソリューションズ((旧)日立システム)のサポートは安心できる)
導入後の効果
PAシリーズの導入はユニアデックス様が担当しました。導入後も大きなトラブルはなく、スムーズに導入作業を終えることができました。導入時のパラメータシートも分かりやすかったです。
導入後まだ間もないので、効果はこれからだと思いますが、PAシリーズを設置後、数分でアプリケーションの可視化が開始された事には驚きました。また、ACCというGUIの機能ではホスト名が解決されており、不正にアプリケーションの使用を試みた端末の特定が迅速に行え、PAシリーズの運用面での使いやすさも評価できます。
今後の期待
今後もアプリケーションは増え続けますので、特に日本特有のアプリケーションへの対応(シグネチャ提供)に期待します。また、IPv6化も検討しており、PAシリーズのIPv6サポートにも期待しています。
「また、初期導入時にはThreat PreventionやURL Filteringのライセンスは導入していませんが、今後はPAシリーズでウイルス対策やURLのフィルタリングの実施を検討しています。ADサーバを構築しているので、今後はADと連携し、User-ID機能も使用したいと考えています。」(情報メディアセンター 山口雅樹氏)
大阪情報コンピュータ専門学校様
本社所在地 | 〒543-0001 大阪市天王寺区上本町6-8-4 | |
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創立 | 1968年に学校法人創立 | |
URL | http://www.oic.ac.jp/ |
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本事例の内容は2011年3月8日公開当時のものです。
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最終更新日:2024年10月1日