OSSガイドライン策定支援
お客さまが組織的にOSSを管理するための指針書(ガイドライン)の策定を支援します。
OSSガイドライン策定支援とは
組織的にOSS管理に取り組む際は、統一的な方針(ポリシー)に基づきおこなうことが重要です。
この「OSSガイドライン策定支援」は、お客さまのOSS管理に関する方針に基づき、それを実現するための指針書(ガイドライン)の策定を支援するものです。
支援の流れ
1.OSSに関するレクチャー
当社のコンサルタントがOSSに関するレクチャーをおこないます。参加者は、ここで次ステップのディスカッションにおける必要な知識を習得することができます。
2.OSSに関するディスカッション
前ステップで習得した知識を用いて、OSSに関するディスカッションをおこないます。参加者同士が円滑かつ活発なディスカッションをおこなえるよう、当社のコンサルタントがファシリテートします。
3.ガイドラインの執筆とレビュー
前ステップのディスカッションで得た参加者の意見を参考に、当社のコンサルタントがガイドラインの執筆をおこないます。お客さまには、執筆内容のレビューを担当いただきます。
OpenChain公式パートナーである当社のコンサルタントが、OSS管理に必要な知識を網羅的にレクチャーするため、OSS管理の知識に自信がないお客さまでも、不安なくディスカッションに参加することができるようになります。結果として、お客さまのOSS管理に関する考えや意見を多く引き出し、よりよいガイドラインを完成させることができます。
サンプル(OSSレクチャー教材の例)
通常は、約3カ月の期間でテーマごとに複数回に分け、各回で上記1から3のステップをおこない、最終的にガイドラインを完成させます。
各回のテーマとガイドラインの目次の例を以下に示します。
サンプル(各回のテーマの例)
OSSの基礎
- OSSとは(定義や特徴)
- ライセンスとは(分類や注意点など)
- ライセンス読解のポイント
- ライセンス違反の影響(訴訟事例など)
OSSライセンス
- 代表的なライセンスとその特徴
- ライセンスの概要と活用時の注意点(MIT、BSD、Apache License、GPL、LGPL)
OSSの選定・評価
- 選定時の評価項目と注意点(OSSの品質、OSSコミュニティの状況、脆弱性、ライセンス)
OSSの利用審査・承認
- 申請・審査・承認のプロセス例
- 申請・審査・承認をおこなう際のポイント
- 開発成果物の管理
- ソースコード開示に向けた準備
サンプル(ガイドラインの目次の例)
改訂履歴
用語集
1.本ガイドラインについて
1.1.目的
・・・
2.当社のOSS活用に関する基本方針
3.OSS活用に関する基本事項
3.1.OSSとは
・・・
4.開発前の実施事項
4.1.OSSの選定
・・・
5.開発・販売時の実施事項
5.1.実施事項
・・・
6.販売後の実施事項
6.1.OSSに関する情報収集
・・・
7.OSSライセンスごとの特記事項
7.1.MITライセンス
・・・
付録
付録A.XXXXX
支援実績
事例
産業用ロボットメーカー様
- 課題
- 結果
-
課題
- OSS管理は、これまで各プロジェクトや個人任せとなっていました。そのため、自社製品に活用しているOSSのライセンスコンプライアンス違反やセキュリティ脆弱性のリスクにしっかり対応できているか不安がありました。
-
結果
- 全社横断的なメンバでチームを構成し、OSSポリシー策定を約3週間、OSSガイドライン策定を約3カ月実施しました。現在は、作成したガイドラインは全社へ展開し、組織一丸となりOSS管理をおこなっています。
特殊車両メーカー様
- 課題
- 結果
-
課題
- 組織としてOSSを管理するため、まずはOSS活用に関するガイドラインの作成を考えていましたが、それを作成するノウハウが無く、これまで作成に踏み切れませんでした。
-
結果
- 約3カ月間で数回に分けて、議論を交えながらOSSガイドラインを完成させました。OSSガイドライン作成に関わったメンバには、OSSにあまり馴染みのない者もおりましたが、日立ソリューションズのコンサルタントがしっかりサポートしてくれたことで、OSSガイドラインを完成させることができました。
参考価格
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