スイッチ
Arubaスイッチは、無線LANアクセスポイントなどへのPoE給電に便利なアクセススイッチから、高度な機能を備えたディストリビューション・コアスイッチまで、幅広い製品ラインアップを有するスイッチ製品です。
Arubaスイッチの特長として、各種ダイナミックルーティングなどの主要機能を追加ライセンスなしでご利用いただけます。
※1 Aruba Central上での機器の一元管理や一部の拡張機能の利用には別途ライセンスが必要です
Aruba CXスイッチ
最新のオペレーティングシステム「ArubaOS-CX」を搭載した「Aruba CXスイッチ」は、障害の予兆検知や早期発見に有用な自己分析機能「NAE(Network Analytics Engine)」など先進的な機能を備えています。
また、RIP※2、OSPF※3、BGP※4などのダイナミックルーティングに加え、VRF※5やVXLAN※6などに対応した高機能スイッチ、VSX※7によるファームウェアのライブアップグレードに対応したハイエンドモデルもラインアップしています。
※2 RIP:Routing Information Protocol
※3 OSPF:Open Shortest Path First
※4 BGP:Border Gateway Protocol
※5 VRF:Virtual Routing and Forwarding
※6 VXLAN:Virtual eXtensible Local Area Network
※7 VSX:Virtual Switch Extension
運用管理負荷の軽減
Aruba Centralによるデバイスの一括管理
ArubaスイッチをAruba APやGatewayと同一のプラットフォームから統合管理。複数拠点に点在するスイッチのポート状態、PoE、VLAN 割り当て、デバイスおよびネイバー接続、電源状態を確認でき、内蔵アラートとイベントにより有線ネットワークのトラブルシューティングもスムーズに行えます。
また、Aruba Centralではスイッチのゼロタッチプロビジョニングや同じグループで管理している複数のスイッチへ一括で設定を実施することも可能です。
NAE(Network Analytics Engine)による自己分析機能
Aruba CXスイッチでは、ネットワークの監視とトラブルシューティングを行うための内蔵型フレームワーク「NAE(Network Analysis Engine)」を搭載。NAE によってリアルタイムにスイッチの状態がモニタリングされ、ネットワーク障害の予兆となり得るイベントを自動で探索および解析します。
また、スクリプトのインストールにより用途に応じた監視項目、閾値を設定でき、アラート機能によりトラブルの未然防止に役立てることが可能です。
Aruba CXスイッチの冗長機能 “VSX”と“VSF”
VSX(Virtual Switching Extention)
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ハイエンドスイッチ2台で構成する大規模コアおよびアグリゲーション層向けの冗長方法
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ライブアップグレードによりバージョンアップ時の可用性を確保
2台のCXスイッチはL2では1つのデバイスとして、L3ではそれぞれが独立したノードとして動作。スイッチ間はISL(スイッチ間リンク)を介して接続されており、共通の構成は継続的に同期されます。これにより、2台のスイッチにまたがりポートを組み合わせてリンクアグリゲーションを組むことができ、高いスループットと冗長性を提供することが可能です。
また、コントロールプレーンはそれぞれ独立して存在するため、ネットワーク全体でのダウンタイムが発生しない形でファームウェアをアップグレードすることができます。
VSF(Virtual Switching Framework)
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複数のミドルレンジスイッチで構成するアグリゲーション/アクセス層向けの冗長方法
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CX 6300シリーズで最大10台、CX 6200シリーズで最大8台のスイッチを1台の仮想シャーシスイッチとして動作可能
スタッキングにより、複数のアクセススイッチを相互接続して単一の仮想シャーシスイッチとみなすことによって1台のスイッチのように動作させることが可能。これにより、管理対象デバイスの総数が減り、ワイヤリングクローゼットのポート容量をより有効に活用できます。
スタックのメンバーはアップリンクポートを共有するため、帯域幅と冗長性が向上。さらにスイッチ間の接続には汎用インターフェースを使用するため、光接続によって長距離間でもスタックを構成できます。