日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
2019年8月27日
株式会社日立ソリューションズ
ファイルサーバーや業務システムへのアクセス制御と、「野良ロボット」対策により機密情報管理も徹底
株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:星野 達朗/以下、日立ソリューションズ)は、通信衛星を活用した宇宙事業と、有料多チャンネル放送「スカパー」をはじめとしたメディア事業を営むスカパーJSAT株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:米倉 英一/以下、スカパーJSAT)に、Automation Anywhere, Inc.のRPA(Robotic Process Automation)ソフトウェア製品「Automation Anywhere」を活用した「RPA業務自動化ソリューション」を導入しました。スカパーJSATはPCでの定型業務の一部を2019年3月までに34台のソフトウェアロボット(以下、ロボット)で自動化し、社員の入力ミスへの懸念によるストレスや業務負荷の軽減を実現しています。今後、対象業務を拡大してさらなる業務の効率化をめざし、年間約2,300時間分の業務削減を見込んでいます。
スカパーJSATは、働き方改革の一環としてRPAを導入するにあたり、部門横断の業務革新チームを立ち上げ、自動化する業務を抽出しました。また、「Automation Anywhere」を導入することで、社内のファイルサーバーや業務システムへのアクセス制御と、管理者不在で生まれる「野良ロボット」への対策を実現し、機密情報管理を徹底しました。日立ソリューションズは、自社の全社導入で培ったノウハウを生かした「RPA業務自動化ソリューション」により、問い合わせに対応するRPAデスクの設置やToDoリストの整理などを支援しました。
日立ソリューションズは、今後も、「RPA業務自動化ソリューション」の提供を通じて、企業の定型業務の効率化に貢献していきます。
2019年4月に施行された「働き方改革関連法」による残業規制や有給休暇取得の義務化を受け、多くの企業では、働き方改革への取り組みが急務となっています。
スカパーJSATでは、サービス向上と経営効率化を目的とした2017年12月のオフィス移転を機に働き方改革を一層促進し、立ち上げた業務改革プロジェクトにおいてRPAの導入を検討してきました。そのような中、専門知識がなくても簡単にロボットを開発でき、アクセス制御が可能な点を高く評価し、さまざまなRPA製品の中から「Automation Anywhere」を選定しました。
また、日立ソリューションズは、「Automation Anywhere」の日本初の販売代理店であり、全社でのRPA導入・運用の実績や知見、ノウハウが評価され、今回の受注に至りました。
スカパーJSAT 経営戦略本部 情報システム部 業務革新チームより、コメントをいただいています。
「メディア事業部門・宇宙事業部門ともに機密性の高い情報を扱っている当社では、社内のファイルサーバーや業務システムへのアクセス制御と、『野良ロボット』への対策がRPA導入の課題でした。
情報システム部門に加えて業務部門の利用者によるロボット開発を推進する上で、開発の容易さも評価して『Automation Anywhere』の導入を決めました。また、導入後は、イントラにRPA化プロジェクト『これロボ』※専用ポータルサイトや独自のキャラクターを作るなど、社内認知度の向上を図りました。自社でRPAを活用している日立ソリューションズには、技術ノウハウや導入、運用の知見を基にアドバイスをいただき、感謝しています。
今後も、AIを活用しての問い合わせ業務のチャットボット化や事例といった最新情報の提供など、日立ソリューションズにはさらなるサポートを期待しています。」
※「これロボ」とは…
「これってロボットにできますか?」の略で「これロボ」。社員が日々抱えている「大切」だけど「単調でつまらない作業」を、できるだけロボット化(RPA化)していき、本来の創造的な仕事に集中できる環境を生み出していくことをコンセプトに、スカパーJSATの働き方をより良く、楽しくしていくためのプロジェクト。
活動推進キャラクターのこれロボくん
(https://www.hitachi-solutions.co.jp/wsi/sp/rpa.html)
グローバルで豊富な導入実績を誇るリーディングエンタープライズRPAプラットフォーム「Automation Anywhere Enterprise」を活用し、お客様の業務の自動化を実現するソリューションとして、以下の特長があります。
(1)専門知識がなくても、部品を組み合わせるだけでロボットの開発が可能
(2)全社導入で必要となる、ロボット開発手法の標準化や、進め方などをトータルにサポート
(3)日立ソリューションズが培ってきた、RPAの実現に必要となる情報やノウハウをクラウドで提供(オプションサービス)
担当部署:経営企画本部 広報・宣伝部
担当:竹谷、安藤
TEL:03-5479-5013
E-mail:koho@hitachi-solutions.com
※ 本文中の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
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