GeoMation ロックボルト配置間隔計測システム

三次元撮影で、ロックボルト配置間隔計測の効率化を。
NETIS登録:KK-240015-A

概要


山岳トンネル工事において行われるロックボルト配置間隔計測は、多くの労力を要する作業です。

ほかの作業と高所作業車の利用時間を調整しながら2名一組で撮影・計測し、写真を整理した後で調書作成するため、多くの時間がかかり、省力化が求められています。また、場所によっては高所作業車や足場を使用して計測する現場もあり、準備のために相当の時間を要することに加え、安全面でのリスクもあります。

このようなお悩みはありませんか?

  • ロックボルト配置間隔計測の課題
  • ロックボルト配置間隔計測の課題

GeoMation ロックボルト配置間隔計測システムで省力化しませんか?

デプスカメラ*1を搭載したスマートフォン、タブレットなどで撮影するだけで、高所作業車いらずでロックボルト配置間隔を計測でき、支保工*2単位で写真撮影が可能となるため、従来に比べて調書に必要なデータ整理作業を軽減できます。
当社検証で作業時間を約1/2に短縮できることを確認しました。詳細は本ページ下部の導入効果をご参照ください。

  • システムでの計測作業
  • システムでの課題解決
  • ※1デプスカメラ:2つの赤外カメラでステレオ視することにより、物体までの距離や形状を認識できるカメラ
  • ※2支保工:トンネルや坑道などの工事で、掘削時に岩盤が崩れてこないように支えるための仮設構造物。

特長

1.3つのステップでロックボルト配置間隔計測業務の工数を削減

デプスカメラで撮影

STEP1


①タブレットで壁面を撮影
デプスカメラと接続したタブレットで、計測したいロックボルトが配置された壁面を撮影します。

3D画像から抽出

STEP2


②タブレット上で操作

  • 任意の2点間の距離を計測
  • 計測結果をCSVエクスポート
  • 計測結果CSVをPCへアップロード
調書に出力

STEP3


③PC上で調書作成
CSVをインポートし、Excelで調書を作成します。

2.市販のデプスカメラとAndroidタブレットで簡単導入

自動計測に必要な機器は、市販のデプスカメラ(Intel RealSense)とAndroid OS搭載のタブレットのみです。専用機器は必要ありません。機器の総重量も1kg以下であるため可搬性に優れ、撮影時の負担もほとんどありません。
また、本システムはサブスクリプションとしてご提供していますので、ご契約いただいた翌日からご利用が可能です。

3.調書作成業務を支援

支保工単位で写真撮影・計測が可能となるため、従来に比べて調書に必要なデータ整理作業を軽減できます。

機能

ロックボルト配置間隔計測

1.工事情報と写真を紐付け管理


工事ごとに撮影写真を整理して管理します。

継手長計測 かぶり間隔計測

2.撮影・計測ツール


計測したいロックボルトの写真を撮影します。
画像から三次元の距離を計測する仕組みを活用し、撮影した写真上でロックボルト間の距離の計測をします。

調書出力

3.調書作成


タブレットで計測したデータをPCに移し、Excelツールを用いて調書を作成できます。

導入効果

ロックボルト配置間隔計測業務の効率化を実現

今まで高所作業車の利用には時間と作業スペースを調整し、ほかの作業を止めて計測作業を行っていました。「GeoMation ロックボルト配置間隔計測システム」を利用することで、高所作業車なしで計測可能になるため利便性の向上につながります。

計測業務の効率化

今まで、2名1組でスケール(メジャー)を用いて行う計測に多くの手間と時間を費やしていました。「GeoMation ロックボルト配置間隔計測システム」を利用することで、施工管理者が計測作業に拘束される時間が約1/2に縮小できると考えています。

  • 三井住友建設様との実証実験において算出
作業時間の省力化を実現

計測品質の平準化

デプスカメラの三次元データ活用により、メジャーの設置やノギスによる手作業での計測のバラツキを防ぐことができ、計測品質の平準化を支援します。

事故リスクの低減

高所作業車や足場などの高所における不安定な作業が不要となるため、安全性が大幅に向上します。

NETIS登録状況

本製品は、2024年5月に新技術情報提供システム「NETIS」登録状況(国土交通省) に登録されました。

新技術名称 登録番号
ロックボルト配置間隔計測システム KK-240015-A

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