A大学
お客さま概要
A大学は、3つの学部で編成された、4,000人以上の学生が在籍する私立大学です。近年メディアに関する学科を創設し、国際色豊かな教授陣を揃えるなど、時代の変化に対応して多くの先進的な試みを続けています。新しい技術に関しても同じスタンスを持っています。Webメールシステムやストリーミングサーバーを活用した学生が使用できる充実した内容のe-learningコンテンツを持っています。「サイバーキャンパスへの取り組み」を掲げた、ITの活用に積極的な大学です。
システム導入の背景
A大学は、Arubaの導入以前から有線LANでのネットワーク化を行っていました。しかし、学生のライフスタイルの変化から学内のどこからでもネットワークにアクセスしたいという要望が多く挙げられていました。そのためキャンパス全体の無線LAN(Wi-Fi)の導入が検討されました。
システムの概要
この事例の大きな特長は、キャンパス全体の無線ネットワークの安定稼動とセキュリティ強化に、より重点を置いた構成となっていることです。下記のように、Arubaの高い(既存ネットワークとの)親和性と集中管理機能による一元管理によって安定稼動とセキュリティ強化を実現しました。
- 無線電波を発するアクセスポイント以外に、ネットワークの電波状況や不正なアクセスポイントを監視するためのAir Monitor機能専用のアクセスポイントを設置し、電波環境の状況把握を厳密に実施
- アクセスポイントを集中管理するコントローラー(最上位機種のAruba 5000)を冗長構成とし、有線LANまでもこのコントローラーの管理対象として、Arubaによるネットワーク全体管理を実現
- 認証は有線・無線ネットワークの双方ともにArubaを通ることによる統合管理、しかも既存のLDAPサーバー資産の活用によるコスト削減も実現
システムの導入メリット
キャンパスでは学生や教員が私用PCを持ち込んで使用します。無線LAN導入によってキャンパス内であれば、いつでもどこでもwebやネットワークに接続できるようになりました。このことが一番の要望でしたが、その他の多くの条件を満たしながら、かつ価格的に手頃であることがAruba導入の決め手となりました。
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従来のLDAP認証がそのまま使えることにより、無線ネットワークでアクセスする場合でも、従来どおりユーザーアクセス方法や運用方法での導入が可能
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ユーザー毎のアクセス権の付与機能があります。これによって、教授・職員・学生はそれぞれの権限の範囲でネットワークアクセスが実現できるとともに、来訪者にはインターネットへのアクセスだけを許可するという利用方法が可能になりました。
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前述の電波環境や不正アクセスポイントを絶えず監視し続けるAirMonitor機能やユーザーレベルのファイアウォール機能を駆使することによって高セキュリティも実現しました。