手ぶらで決済!クラウド上で使える新しいカタチの生体認証
トータルセキュリティソリューション
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従来一般的であったパスワードによる認証やICカード方式では、オペレーションの煩雑さや、アプリ特有のログイン問題など、さまざまな課題が浮き彫りになってきました。
パスワードによる認証では、ユーザーがパスワードを忘れてしまったり、ICカード方式では、認証に使うICカードの紛失や盗難によってアプリにログインできなくなってしまうことが例として挙げられます。
このような状況の中で、ニーズが高まってきたのが生体認証です。生体認証は指静脈のパターンや指紋、顔、虹彩といった生体情報を認証に使うため、自分で覚えておく必要がありません。中でも、指静脈のパターンや虹彩は改ざんされにくいため、認証精度や安全性が高いというメリットもあります。
このように、生体認証はユーザーにとっても使いやすく、安全性の高い認証方式であり、電子商取引や電子決済の一般化により、利用の場が広がりつつあります。
このようなメリットがある生体認証ですが、一方でデメリットもあります。
認証に使われる生体情報が、体の一部の情報であるため、従来のパスワードのように更新ができず、漏洩したら使えなくなるという点です。
また、個人情報保護法によれば、生体情報は個人を特定できる「個人識別符号」とされ、個人情報として慎重に取り扱う必要があるとされています。
したがって、企業内ネットワークなどのクローズドな環境で取り扱う場合はまだよいのですが、クラウドサービスのようなオープンな環境で生体情報を直接取り扱うには、厳重なセキュリティ対策が必要となり生体認証の導入を検討している企業を悩ませています。
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