日立ソリューションズが 指静脈認証装置の業界 最小化に成功
〜指静脈認証システム
「静紋(じょうもん)」で 製品化をめざす
お知らせ
日立ソリューションズ(代表執行役 執行役社長 小川健夫、本社:東京都品川区)は、偽造の難しい指の静脈パターンを利用して本人を認証する指静脈認証システムの小型化に成功いたしました。これは業界において最小のサイズとなるもので、よりお客様のニーズに合ったバイオメトリクス本人認証を実現できるようになりました。
日立ソリューションズでは2003年12月より指静脈認証システム「静紋」をPCログインやネットワークアクセス管理用途向けにITセキュリティソリューションとして提供してまいりました。指紋や虹彩による認証とは異なり、目に見えない静脈パターンを活用しているので偽造によるなりすましが困難でかつ認証精度は極めて高いのが特長です。以上の理由から市場において静脈認証が高く評価されておりますが、その一方で認証装置の小型化がお客様から強く望まれてきており、当社の課題でありました。そこで今回の指静脈認証装置では(株)日立製作所 中央研究所(所長:西野壽一)が開発した開放型の指静脈認証技術を基本とし、静脈パターンを撮影する光学ユニット部の小型化を図ることにより従来の認証装置の約1/3(当社体積比)まで小型化(95mm(奥行き) x 79mm(幅) x 55mm(高さ))を実現致しました。また、小型化に伴う認証速度、認証精度の低下はないため、静脈認証のメリットである万人性や指紋認証と比較した認証精度の高さ、などの特徴を損なわずに本人認証を行うことが可能です。
1.PCログインやネットワークアクセス管理などの情報漏洩防止ソリューション分野への静脈認証技術の拡大普及。
2.静脈認証開発キットを組み合わせた、既存ベンダーソフトウェア製品への静脈認証技術の提供。
───など、お客様ならびにシステムインテグレーターの皆様に強固な本人認証を実現するソリューションを提供いたします。
【稼働環境】
【製品イメージ】