Juniper EX/QFXシリーズ
Juniper EX/ QFXシリーズ
ハイパフォーマンスで運用性に優れたネットワークが求められている中、EX/QFXシリーズは、Virtual Chassis技術による高い可用性をもちながら、JUNOSソフトウェアによる運用性によって、ハイパフォーマンスで安定したネットワーク構築が可能です。情報のネットワークの基盤となりCSRやTCO削減を支援いたします。
概要
Juniper Networks社のEX/QFXシリーズは、エンタープライズ環境や、データセンタ、キャリアなど幅広いフィールドを対象に今やネットワークに欠かせないL2/L3スイッチ機能を提供する製品です。
これまでJuniper Networks社は、ルーティングおよびセキュリティに特化した製品の提供をしてきましたが、スイッチに関しては提供しておりませんでした。このEX/QFXシリーズのリリースにより現在のネットワークに必須であるスイッチング、ルーティング、セキュリティを1つのベンダーから提供できるようになりました。SIの方には運用の効率化を、エンドユーザー様にはコスト削減をもたらすことができます。
特長
バーチャルシャーシ
バーチャルシャーシ使用時に おける コストメリット
最大10台のEXシリーズを1台の 仮想スイッチとして管理
設定ファイルは一つのため、管理における負荷およびコストを削減します。
また、機器が故障した場合においてもバーチャルシャーシ内のほかの機器は継続的に動作し、通信を止めることなく容易に機器交換が可能です。
- EX2300-C/EX2300 最大4台によるバーチャルシャーシに対応(ライセンスが必要)
- EX3400 最大10台によるバーチャルシャーシに対応
- EX4100-F/EX4100 最大10台によるバーチャルシャーシに対応
- EX4400 最大10台によるバーチャルシャーシに対応
- EX4600 最大10台によるバーチャルシャーシに対応
最大80km離れた場所でも スタックが可能
ワイヤリング・クローゼット間、フロア間、ビル間にまたがるバーチャル・シャーシ構成が可能です。病院やキャンパスにおける施設跨ぎのバーチャルシャーシ構成など、物理的な設置における柔軟性を提供します。
バーチャルシャーシ間帯域: 最大960Gbpsを提供
最大960Gbpsというバーチャルシャーシ間帯域を提供します。よって、シャーシ型スイッチ同等の性能を満たすことが可能となります。
各モデルの最大バーチャルシャーシ間帯域は、以下となります。
- EX2300-C:40Gbps
- EX2300:80Gbps
- EX4100-Fシリーズ:80Gbps
- EX3400:160Gbps
- EX4100シリーズ:200Gbps
- EX4400シリーズ:400Gbps
- EX4600シリーズ:960Gbps
Junos
キャリア系で鍛えられた実績のあるJunos(ソフトウェア)を使用
複雑で高度な大規模ネットワークで使用されているルーターと同じJunosの採用により信頼性の高いネットワークを提供します。
また、Junosを搭載した製品によるネットワーク機器統一により、運用・管理コストの大幅な削減が可能となります。
コストパフォーマンス
他ベンダと同等の性能を低価格で提供
同等性能の他社スイッチに比べ機器単価を下げることが可能です。さらに、バーチャルシャーシ機能を使用した場合、アグリゲーション層を無くすことが可能となり、機器数量減少、ラックスペース節約、消費電力削減、保守費削減とネットワーク全体でのトータルコストを抑えることができます。
EX2300/EX4100/ EX4400の マルチギガビット対応 モデル
イーサネットスイッチ「EXシリーズ」に新たにマルチギガビットのPoE+ポートを搭載したマルチギガビット対応モデルが登場。EX2300は最大1G/2.5Gbps、EX4100とEX4400は1G/2.5G/5G/10Gbpsのマルチギガインタフェースをサポートしており、IEEE 802.11ac Wave 2アクセスポイントに対応しています。
マルチギガビット対応モデルを設置することにより、既存のcat5e/6ケーブルを利用して1Gbpsを超える通信速度を実現します。
マルチギガビット対応モデル 導入メリット
既存ケーブルを利用可能なため回線工事が不要
マルチギガビット対応モデルのスイッチに入れ替えるだけで、既存環境で利用していたcat5e/6ケーブルをそのまま利用可能なため、1Gbps以上の通信を低コストで実現可能です。
追加モジュール不要で10Gインタフェースを利用可能
EX4400のマルチギガビット対応モデルでは、トランシーバなどのモジュールを追加することなく、最大24ポートの10GBASE-Tを利用可能です。
ユースケース
既存のcat5e/6ケーブルを利用して、1Gbps以上の通信速度を実現
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対象
配線工事が困難なビル、オフィスなど
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課題
IEEE 802.11ac Wave 2アクセスポイントなど、最新のネットワーク機器は2.5Gおよび5Gでの接続が可能であるが現在主流のスイッチは1G/10Gbpsのどちらかにしか対応していない。そのため、ネットワーク機器の速度を生かすことができず、スイッチの1Gbpsに制限されてしまう。
また予算の都合上、配線工事を行うことができないが、建物に敷設済のcat5e/6ケーブルで2.5Gbpsの通信速度を実現したい。
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解決策
スイッチをマルチギガビット搭載モデルに置換
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導入効果
配線工事のコストや時間をかけずに、2.5Gbpsの通信速度を実現可能に。
コストをかけずに10Gbpsの通信速度を実現
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対象
10Gインタフェースのスイッチが必要な環境
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課題
10Gインタフェースの利用にはトランシーバなどのモジュールが別途必要となり、使用するインタフェース分の費用が追加となってしまう。
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解決策
マルチギガビット搭載モデルにて10G BASE-Tを利用
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導入効果
10G BASE-Tインタフェースの場合はトランシーバなどの追加モジュールが不要なため、コストをかけずに10Gインタフェースを利用可能。
導入効果
管理、運用の簡略化
SRXシリーズなどJunos OS搭載のほかの製品と組み合わせてネットワーク構築することで、同一の操作性での管理、運用が可能となります。
コストダウンの実現
バーチャルシャーシ機能により、従来はシャーシ型で導入していた環境にもボックス型のEX/QFXシリーズの導入が可能になり、導入/運用コストの削減が可能です。
セキュリティの強化
UACと組み合わせ、LAN上のアクセスコントロールを強化。
セキュリティの強化をネットワークにもたらします。