X線検査判定支援ソフトウェア
トータルセキュリティソリューション
X線装置を使った荷物検査において、AIを活用することで検査員を支援し、業務の効率化・負荷軽減を実現します。
こんな課題に
Before
After
危険物の持ち込みの見逃しなどを防止し、施設警備を強化
AIを活用した自動判定技術を利用することで、X線による荷物検査の効率化・高精度化を実現する製品です。突然ですが、こちらの荷物は、飛行機内に持ち込み可能でしょうか?
複数の荷物が重なっており見にくいですが、実は、ナイフとはさみが含まれているため、持ち込みできません。検査員は、このようなX線画像を見て、迅速かつ正確な検査を連続で行う必要があります。 荷物検査において、検査員は安全を守る要としての役割がある一方で、入念な検査によって混雑が生じると顧客の満足度が低下するという相反する環境から、肉体的・精神的負荷が非常に高いことが課題となっています。本製品は、AIを活用した自動判定技術により検査業務の推進をサポートすることで、安全かつ快適な環境を提供し、検査員の負担を軽減することに貢献します。
AIが検査対象物品を検出する様子をご紹介しています。
精度のばらつきを抑え、高い水準に保つことで再検査を減らし、一定時間に検査できる量が増加※日立製作所の実証実験の結果に基づく「X線検査判定支援ソフトウェア」技術の導入効果
既存X線装置の操作はそのまま、AIが視覚的にサポートすることで検査員の負荷を軽減
システムに保管される撮影画像やAIによる判定結果を、検査員のトレーニング教材として活用可能
AIによる物品検知を行います。検知対象物品があった場合、アラートを出して検査員に物品の存在を伝えることで、対象物品の見逃しを防止します。また、物品の追加学習を行うことで、導入後も精度が向上し、新たな禁止物にも対応可能です。
X線装置から出力される映像を、検査用PCに取り込む構成のため、既設のX線装置はそのままで後付けで接続することができます。また、X線装置のメーカーによる制限はなく、任意の装置に接続可能なので、追加投資を抑えることができます。
各レーンに設置した検査用PCをネットワーク接続することで、画面出力をひとつにまとめ、集中監視ができます。検査員の負荷が高く難しかった集中監視ですが、本製品により監視業務の負荷を軽減しながら各レーンへのアクションも可能となり、効率よく監視業務を行うことができます。
判定結果をパトランプで視覚的に明示したり、ソータ―の自動制御で、禁止物が検知された荷物を別レーンに移動するなど、設備との連携が可能です。また、物理的な構成や配置、ソフトウェアの設定はお客さまの環境や運用に合わせてカスタマイズ・チューニングが可能です。
※本製品の利用には、別途、X線手荷物検査装置およびX線検査判定支援ソフトウェアをインストールするPCが必要です。
X線装置の稼働状況がダッシュボードに表示されます。時間別の荷物数、検知物品数などを可視化し、検査員へのフィードバック、適切な人員配置を行うことができます。
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