SaaS利用時のセキュリティリスクと対策

SaaS利用時のセキュリティリスク

SaaS利用時のセキュリティリスクと対策の図

SaaS利用時のセキュリティ対策

アカウント・権限情報

未許可クラウド利用による内部不正

対策:クラウドサービスの利用状況の可視化・制御(CASB)
シャドーITの可視化や会社で契約しているクラウドサービスの利用状況把握、制御を行うことで、セキュアなクラウドサービスの利用を実現します。
CASB:Cloud Access Security Broker

会社で契約しているクラウドサービスだけではなく、個人や部署で個別に契約しているクラウドサービスの可視化

クラウドサービスごとに制御の条件と内容を設定することで、ルールに則った利用を徹底

クラウドサービスの利用状況可視化・制御の図

利用者の設定ミスによる情報漏洩

対策:セキュリティ設定を監視・検知・可視化(SSPM)
リスクのある設定や過剰なアクセス権限設定、不審なアプリケーションからのアクセスの有無などを監視・検知・可視化することでセキュアなクラウドサービスの利用を支援します。
SSPM:SaaS Security Posture Management

セキュリティリスクを検知し対処方法とともに可視化

疑わしいアクセスを検知することでサイバー攻撃のリスクを低減

ID情報の流出によるなりすまし

対策:ID管理の一元化(IDaaS)・多要素認証
システムごとに異なるID・パスワードを一つに統合し、クラウドを含む複数のWebシステムなどに対し1回のログインで利用を許可します。ユーザーの利便性向上やパスワード再発行などの対応コストの低減が図れます。
IDaaS:Identity as a Service

一度の認証で多くのクラウドサービスの利用が可能

クラウドサービスごとの認証情報管理が不要

特権IDの脆弱なパスワード運用

対策:特権ID管理
特権IDの申請ワークフローや払い出し、作業ログの取得などの一元管理を実現します。

作業ログを取得することで、特権ユーザーによる内部不正を抑止

特権IDのパスワードの秘匿や複雑なパスワードの設定により、不正アクセスのリスクを低減

クラウドを含む複数のWebシステムなどに一回でログインを許可

一般ユーザーになりすました不正利用

対策:多要素認証
多要素認証で不正アクセスやなりすましを防止します。

乱数表やワンタイムパスワードなどを用いて、本人認証を強化

ユーザーデータ

マルウェアによる攻撃

対策:マルウェア対策
クラウドサービス上のメールやファイルのマルウェアを検知し、標的型攻撃やランサムウェアなどの高度な脅威を防御します。社外からのデータアップロードによる、社内へのマルウェア侵入リスクを低減します。

サンドボックス分析やAI技術を用いた対策でマルウェアを防御

メールの添付ファイルや本文中のURLをサンドボックスで解析

ファイルの漏洩

対策:ファイルの暗号化
クラウドサービスへのアップロード時、ファイルの自動暗号化により漏洩を防止します。

専用ブラウザーからのファイルのアップロードにより自動暗号化

ブラウザー上で暗号化し、暗号化に使用した鍵を第三者が利用できないように管理

※ Google Workspace に対応(2024年7月時点)

PC盗難紛失による漏洩

対策:PCのHDD暗号化
PCハードディスク暗号化により、PC盗難紛失による情報漏洩対策を実現します。

二段階の認証で第三者によるPCの不正利用を抑止

機密ファイルの不正なアップロード

対策:ファイルの暗号化・DLP
DLPにより会社のポリシーに反するファイルのアップロードを制御します。
DLP:Data Loss Prevention

会社のセキュリティポリシーに違反するファイルのアップロードをブロック

通信路・通信データ

通信経路の盗聴・未許可ネットワークを利用した内部不正

対策:ネットワーク制御
社外からのアクセスはVPN利用を強制させ、通信データの盗聴を防ぎます。

テザリングや無許可Wi-Fiの利用の禁止により、情報漏洩リスクのあるネットワーク利用を制御

業務外Webサイトの閲覧によるマルウェア感染

対策:クラウド型Webプロキシ
場所や端末を問わず、Webアクセスに対して共通のセキュリティポリシーを適用し、セキュアなWebアクセスを実現します。

社内外問わず、端末から、インターネットへアクセスする際の URLフィルタリングやアプリケーションごとのアクセス制御、帯域制御、サンドボックスなどの機能をオールインワンで提供

不正なWebサイト・クラウドサービスの不正利用

対策:SSL暗号通信の可視化・通信のアクセス制御
マルチテナントのクラウドサービスにおいて、通信の可視化と他社テナントへのアクセスを制限します。

通信にアクセス制御情報を埋め込み、自社のテナントにのみログインを許可

SSL暗号化通信の可視化

回線負荷の増大による通信速度の低下

対策:セキュアネットワーク
各拠点でのネットワーク環境の設定を一元管理し、セキュアなWAN環境を実現します。

複数のキャリアや回線の容易な増設・削減

柔軟なトラフィック制御

SaaSの対象プロダクト・サービス

アカウント・権限情報 クラウドサービスの
利用状況の可視化・制御
(CASB)
Forcepoint ONE
Zscaler
Netskope
Palo Alto Networks Prisma SaaS
セキュリティ設定を
監視・検知・可視化
(SSPM)
AppOmni
ID管理の一元化(IDaaS) Okta Workforce Identity Cloud
SailPoint
特権ID管理 ESS AdminONE
SecureCube Access Check
多要素認証 Entrust IdentityGuard
Okta Workforce Identity Cloud
ユーザーデータ マルウェア対策 Trend Micro Cloud App Security
FireEye Email Threat Prevention
proofpoint
ファイルの暗号化 鍵管理ソリューション for Google Workspace
Credeon
PCのHDD暗号化 秘文 統合エンドポイント管理サービス
ファイルの暗号化・DLP Forcepoint ONE
Zscaler
Netskope
FortiSASE
通信路・通信データ ネットワーク制御 秘文 Device Control
秘文 統合エンドポイント管理サービス
クラウド型Webプロキシ Zscaler
Netskope
Palo Alto Networks Prisma Access
FortiSASE
SSL暗号通信の
可視化・
通信のアクセス制御
A10 Networks Thunder/AXシリーズ
ArrayAPVシリーズ
セキュアネットワーク Fortinet セキュアSD-WAN

※オプションサービスとなります。

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