必要前提環境

電話回線

トリガフォンに接続する電話回線は、2線式のNTTアナログ回線又は、それと同等品質の回線に接続して使用してください。4線式回線では使用できません。

シリアルポート

TELstaffで使用するシリアルポートには、RS-232Cで19.2〔Kbps〕以上の通信速度に対応しているものを使用してください。
また、トリガフォンを使用する場合は、9600〔bps〕の通信速度に対応しているものを使用してください。
複数回線を使用する場合は、使用する回線分のトリガフォンとRS232Cが必要となります。

メール(メール送信とメール監視)

(1)メール送信について

(a)Windows製品の場合

SMTPメールサーバ経由またはダイヤルアップ経由で、TELstaffからの通知をEメールで通知できます。
SMTPメールサーバ経由でTELstaffからメール発信を行う場合は、SMTPメールプロトコルに対応したメールサーバが必要になります。 なおSSLを使用ESMTPメールサーバは使用できません。
通知するメール文は、ユーザ固有のメール通知文を使用できます。 ユーザ通知文がなければTELstaff標準の通知文を使用します。標準通知文は、カスタマイズもできます。

SMTP サーバへの接続を監視するアプリケーションなどで、SMTP サーバへの接続を遮断する設定が行われている場合、メール送信はできません。
このような場合、次のTELstaff プロセスに対してSMTP サーバ接続を許可にしてください。
telsmdem プロセス
telagent プロセス
telsmail プロセス

開封確認付きメール通知を使用する場合、以下注意事項があります。

  • メール受信者が空メールを返信し、TELstaffがそれを受信することで、
    メールの受信確認の扱いとします。
  • メールの開封確認機能を使用するには、POP3/POP3S/POP3+STLSプロトコルに対応した
    サーバが必要です。また空返信メールを受信するためのメールアドレスが必要です。
  • 上記の、空返信メールを受信するためのメールアドレスで受信したメールを、
    他のメール受信ソフトで受信しないようにしてください。
  • 上記の、空返信メールを受信するためのメールアドレスは、
    TELstaffのメール受信監視の対象アカウントに設定しないようにしてください。
  • 開封確認を行うメールには、表題に「%メール識別番号%」の文字列が付与されます。
    返信時、この内容を変更したり削除しないようにしてください。
  • メール受信監視のフィルタリング設定ダイアログの転送タブにおいて、
    [返信先アドレス]を指定しないでください。

(b)Linux製品の場合

sendmailコマンド経由で、TELstaffからの通知をEメールで通知できます。
sendmailコマンド経由でTELstaffからメール発信を行う場合は、TELstaffのインストールマシンにsendmailコマンドを使用出来る環境が必要になります。

通知するメール文は、ユーザ固有のメール通知文を使用できます。ユーザ通知文がなければTELstaff標準の通知文を使用します。標準通知文は、カスタマイズもできます。

(2)メール監視について

以下、注意事項がありますのでご確認ください。

  1. メール監視を行うには、POP3/POP3S/POP3+STLSプロトコルに対応したサーバが必要となります。

  2. IMAP4プロトコルには対応していません。

  3. 対応できるRFCプロトコル(メールヘッダ)には制約があります。 全てのメーラのヘッダに対応できませんので、 正確に本文だけを抽出できない場合があります。

  4. メールサーバへの問い合わせ間隔は,最小10秒から 設定できますが、問い合わせ間隔を短くすると POP3 サーバの負荷が増大し、その分CPU と ネットワークの負荷がかかりますので、 運用面と性能を考慮した適正値を設定してください。

  5. 受信メールの本文を監視する場合、 対応するのはテキスト形式メールのみです。

  6. 次のメールアカウントを、 TELstaffのメール監視の対象にすることはできません。

    • [環境設定]-[メール開封確認]タブ -[開封通知受信監視の設定ダイアログボックス]で 指定する受信確認用のアカウント(*1)
    • (*1)メール受信者が空メールを返信し、TELstaffがそれを受信 することで、TELstaffではメールの受信確認の扱いとします。 本メールアカウントは、TELstaffが空返信を受信する アカウントに該当します。
  7. 受信メールは、 次のメールアドレスに転送することはできません。

    • TELstaffの[環境設定]-[Eメール]タブ で指定したメールアドレス(*2)
    • (*2)本メールアドレス」は、TELstaffが メール通知する場合のFrom情報に該当します。
    • [環境設定]-[メール開封確認]タブ -[開封通知受信監視の設定ダイアログボックス]で 指定する受信確認用のアカウント(*3)
    • (*3)メール受信者が空メールを返信し、TELstaffがそれを受信 することで、TELstaffではメールの受信確認の扱いとします。 本メールアカウントは、TELstaffが空返信を受信する アカウントに該当します。
    • メール監視の監視対象とするメールアドレス
  8. メール受信監視のフィルタリング設定ダイアログの 転送タブにおいて、[返信先アドレス]を指定しないでください。

  9. 監視できる受信メールは、 次の文字コード(Content-Type:text/plain ヘッダ)で 作成されたメールに限られます。

    • Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp
    • Content-Type: text/plain; charset=shift-jis
    • Content-Type: text/plain; charset=shift_jis
    • Content-Type: text/plain; charset=us-ascii
    • Content-Type: text/plain; charset=utf-8
    • Content-Type: text/plain; charset=iso-8859-1
  10. 使用できるTELstaff製品は、別途、ご相談ください。

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