クラウドストレージ活用支援ソリューション

Box Enterprise Plus

Box Enterprise Plusとは

Box Enterprise Plusは、「Box Zones」「Box Relay」「Box Governance」「Box Shield」などの機能を利用できるプランです。すでにBox Enterpriseを契約しているお客さまが、「Box Zones」「Box Governance」「Box Shield」の機能のうち2つ利用する場合、Box Enterprise Plusにグレートアップした方が安価に利用できます。

さらに、Box Enterprise Plusを契約すると、生成AIと連携して格納したドキュメントの要約・翻訳が行えるソリューション「Box AI」を利用いただけます。Box AIの機能は、文章の要約作成や、英語⇔日本語の翻訳などを効率化できます。

Box AIの詳細は、こちらをご覧ください。

Box Enterprise Plusを採用するセキュリティ上のメリット

Box Enterprise Plusを活用することで、企業はセキュリティ体制の強化やコンプライアンス確保など多くのメリットを享受できます。

たとえばBox Zonesを利用することで、データを特定の地域内に保管し、データレジデンシー要件を満たせます。これにより、地域の規制を遵守しつつ、データの安全性と信頼性を確保できます。
また、Box Governanceでは、法的要件に沿ったデータ管理により、コンプライアンスを維持します。金融業界など厳格な記録保持要件が求められる場合でも、文書のライフサイクル管理により、セキュリティ基準を満たす基盤を構築できます。
くわえてBox Shieldは、企業のすべての情報を保護し、外部の脅威や内部の情報漏洩のリスクを低減します。

Box Enterprise Plusは包括的なセキュリティソリューションを提供し、企業全体のセキュリティレベルの向上やリスクを最小限に抑えることが可能です。

Box Enterprise Plusの図

Box Enterprise Plusの搭載機能

Box Enterprise Plusでは、以下の主な4つの機能を紹介します。

①Box Zones

Box Zonesは、任意の地域内にコンテンツを保管できるようにすることで、お客さまのデータレジデンシーのニーズを満たすことが可能となるオプション機能です。管理者がコンテンツの保管場所を制御することが可能なため、エンドユーザーはコンテンツの保管場所を気にせずに異なるゾーン間でのコラボレーションを実現することができます。

Box Zonesの用途・課題解決例

Box Zonesは、データの保存先を固定化する際に利用できます。
たとえば、セキュリティ要件で海外顧客のデータを国内で保管しなければいけないときに活用できます。

Box Zonesで選択した地域は、いつでも変更できます。地域を変更すると自動で保管していたコンテンツも移行される仕組みです。ビジネス環境の変化に応じて柔軟に利用できます。

Box Zonesの用途・課題解決例の図

②Box Relay

Box Relayは、コンテンツを中心とするビジネスプロセスの自動化を、コーディングなしでユーザーが簡単に実現できる機能です。新しいフローの作成のほか、既成のフローテンプレートを選択することもできます。 また、フローの進捗状況をリアルタイムで監視および追跡できるため、特定のドキュメントを誰が承認して、誰がまだレビューしていないかを確認できます。ビジネスプロセスの自動化により、生産性を向上させ、エラーを減らし、リソースを最適化することができます。

Box Relayの用途・課題解決例

Box Relayでは、ドキュメントをアップロードした際に承認者に自動で通知を送り、承認後に次のステップに進むワークフローを設定できます。フローの経過に応じてファイルを指定フォルダに自動で移動する設定も可能です。手動によるファイル移動の手間やミスを低減し、作業の効率化を図れます。

Box Relayでは、権限を事前に設定しておき、権限を付与された人のみがアクセスできるフォルダにファイルの転送ができます。機密情報の管理を容易に行うことができ、セキュリティ強化につながります。

Box Relayで設定できるイベントトリガーの例

Box Relayでは、以下のイベントトリガーを柔軟に設定できます。

Box Relayで設定できるイベントトリガーの例の図

③Box Governance

Box Governanceは、コンテンツのライフサイクル管理を支援し、リスクの低減とコンプライアンスの維持を可能にします。無制限のバージョン管理や柔軟性の高い保持スケジュールの設定、証拠開示のためのデータ保全、破棄の管理などの機能が、コンテンツに関するガバナンスを業務効率を犠牲にすることなく容易に効率化します。

Box Governanceの用途・課題解決例

Box Governanceは、セキュリティ要件にしたがってコンテンツを厳重に管理したい場合に活用できます。
たとえば、以下のような柔軟な設定が可能です。

  • 許可したドメインのみ共有フォルダにアクセスできるようにする
  • 5年間保存しなくてはいけないデータを勝手に削除できないようにする
  • 間違って削除してもごみ箱に残し、データの損失を防ぐ
Box Governanceの用途・課題解決例の図
Box Governanceの用途・課題解決例の図

④Box Shield

Box Shieldは、組織によるリスクの軽減や情報の流れの保護を支援する最先端のセキュリティ製品です。Box Shieldがあれば、不慮のデータ漏洩を防ぎ、潜在的な脅威をすばやく検出できます。

Box Shieldでは機械学習と自動化が利用されており、ディープラーニングによるマルウェア検出、アカウントの侵害と内部の脅威の自動検出、機密コンテンツに対するセキュリティコントロールを行うことができます。

Box Shieldの用途・課題解決例

Box Shieldは、データの持ち出しを制御するために活用できます。
たとえばBox内の特定のフォルダにファイルを入れると、自動的に社外秘ラベルが表示されます。
さらに、そのファイルを誰かが別のフォルダに移動、またはダウンロードして使用すると警告が発させられます。

スマートアクセス 社内外のユーザーによる操作ミス/悪意のある操作を予防するセーフガード
脅威検出 アクセス権やスマートアクセスを通って許可される操作を分析し、想定外操作を検知

日立ソリューションズが提供するサービス

  • 運用支援サービスで、手間がかかる設計をサポートするとともに、運用含めてワンストップで対応します。
  • 豊富な経験を生かしお客さまに最適なBox Enterprise Plusの活用方法を提案します。
  • ワークフローの作り方に関するアドバイスも可能です。

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