名古屋工業大学大学院 様
※「PAシリーズ」は「次世代ファイアウォール」に名称が変わりました。本事例内容は公開当時のものです。
ファイアウォールとしての高いポテンシャル
危険性の高いアプリケーションを識別・制御することで
学内セキュリティの向上へ
危険性の
学内セキュリティの向上へ
評価情報
- 導入時期:2008年11月
- 導入台数:1台(PA-2050)
- 導入ライセンス:Threat Preventionライセンス、URLフィルタリング ライセンス
導入背景: 実証実験のためのファイアウォールを探していた
名古屋工業大学岩田彰教授の研究室では、介護業務における知識共有・情報連携のためのセキュアな 『介護・医療情報共有地域ポータル』を構築するための実証実験に取り組んでいます。 岩田彰教授は、この実証実験のためのファイアウォールを探しており、PAシリーズのファイアウォール機能とアプリケーション可視化の技術に対する有効性について検証するために評価導入しました。
概要: 外部とのゲートウェイとしての利用と研究室内のアプリケーション調査のために導入
今回PAシリーズを導入した目的は2つあります。
- 実証実験のための外部とのゲートウェイとして導入し、ファイアウォールとしてのポテンシャルを計る
- 研究室内のネットワークに導入し、研究室内に流れているアプリケーションを調査する
導入所感: ファイアウォールとしての高いポテンシャルを実感
「PAシリーズを3カ月間導入しましたが、既存のファイアウォールをリプレースすることができる高いポテンシャルを持っていると感じました。 また、導入メリットについては、PAシリーズはレイヤーを混在させて利用することができ、ネットワーク全体の機器の設定を変える必要がないため、システム要件が固まっていないような開発段階であっても、ネットワークの構築に柔軟に対応ができると感じました。 研究室内のネットワークに導入した際は、危険性の高い「emule」,「bittorrent」,「gnutella」などのP2Pファイル交換ソフトウェアを多く使っていることが分かり意外でした。なお、大学のイントラネットの次期版ではこれらのアプリケーションは遮断する方向になりました。」
将来の展望: PAシリーズの持つ3つの可能性
名古屋工業大学の岩田彰教授に、PAシリーズの持つ3つの可能性を語っていただきました。
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1.組織内のナレッジマネジメントとしての可能性
PAシリーズによってアプリケーションを定量的に可視化することで、組織内の活動実態を定点観測でき、作業の効率化などナレッジマネジメントに活用できるでしょう。
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2.クラウドコンピューティングの普及に対する可能性
今後普及が予想されている、ネットワーク(インターネット)経由でさまざまなサービスを提供するクラウドコンピューティングにおいても、アプリケーションの可視化は必要となってくるでしょう。
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3.内部セキュリティを維持する労力削減の可能性
通常、ファイアウォールは外部からの攻撃を防御しますが、PAシリーズは内部からの情報漏洩に繋がる危険性の高いアプリケーションを制御することができるため、内部セキュリティを維持する労力を削減することができるでしょう。
導入イメージ:
名古屋工業大学大学院 岩田彰研究室
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所在地
〒466-8555 愛知県名古屋市昭和区御器所町
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教授紹介
岩田 彰 教授
(おもひ領域 創成シミュレーション工学専攻/情報工学教育類) -
受賞歴
研究奨励賞≪日本ME学会≫(1980年)
文字認識コンテスト奨励賞≪郵政省郵政研究所主催≫(1992年)
論文賞≪電子情報通信学会≫(1993年)受賞
Best Author賞≪情報処理学会≫(1998年)受賞
気象データコンテスト最優秀賞
≪電子情報通信学会ニューロコンピューティング研究会主催≫(1999年)受賞
郵政省東海電気通信監理局長表彰(1999年)
International Conference on Neural Information Processing 2008(ICONIP2008)にてBest Paper Award受賞(2008年) -
研究内容
(1) Neural Network
(2) Contents Security