【オンデマンドセミナー紹介】
iPaaSとRPAが実現するクラウドシフト時代の自動化とは
2022年12月6日に開催されたオンラインセミナー「iPaaSとRPAが実現するクラウドシフト時代の自動化とは」において、当社エバンジェリストが登壇しました。そのオンデマンド版を公開します。
セミナー概要
日本企業のクラウドシフトが進み、業務自動化は新たなステージを迎えています。
クラウド化により複数のクラウドサービスを利用する必要が高まったため、APIを活用した自動化が注目されています。
しかし、業務プロセスにオンプレミスシステムやExcel業務が含まれる場合など、すべての業務をAPI連携で自動化することは困難です。
本セミナーでは、クラウドシフト時代の自動化を推進してくためにRPAやiPaaSといったテクノロジーをどのように適材適所で活用していくことができるか、具体的に解説します。
業務自動化における課題
DXについて重視されているテーマのひとつに、「業務の自動化」があります。
業務自動化についての課題を詳細にみてみると、大きく分けて以下の2つに分けられます。
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「作業環境や業務システムの変化」
クラウドシフトやテレワークの実施、といった変化に対応する必要があります。
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「自動化ツール関連」
管理・運用、既存の自動化ツールの限界、クラウド環境への対応、といった課題があります。
これらの課題について詳しく解説したのち、解決策をご紹介します。
①「作業環境や業務システムの変化」の課題解決の方向性
クラウドシフトが進んだ結果、業務に必要なシステムが増加し、それに伴い現場の作業負担も増えてしまうことがあります。さらに、テレワークの実施により、常時PCが操作できない場合があり、承認フローが遅延するなど生産性の低下が発生することもあります。
そこで、クラウドシステムを利用した業務フローを自動化していきたいところですが、実はRPAだけではその実現は難しいと言えます。
RPAを含むさまざまな最新のテクノロジーを活用する必要がありますが、最新のテクノロジーがすべて業務自動化に適用できるわけではありません。テクノロジーの動向や特長を正しく理解したうえで、めざすべき方向性と自社に適した自動化を検討する必要があります。
本セミナーでは、日立ソリューションが自社の業務を自動化した事例を2つご紹介します。
②「自動化ツール関連」の課題解決の方向性
日立ソリューションズでは、自社においてもRPAの全社展開を行なっており、その過程でさまざまな課題が発生しました。
たとえば、管理・運用に関する課題には以下のようなものがありました。
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ロボット開発を外部へ委託したことによる影響
外部委託により開発担当者のスキルや知識をコントロールできず、成果物のレベルにバラツキがあり、その結果ロボットの品質や保守性にバラつきが生じた
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開発・テストにおける社内システムへの影響
本番システムに触らないとロボットが開発できず、通常業務に支障をきたす。開発モードが存在しないため、開発モードでの開発ができない
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自動化が困難なシステムの自動化
SAPのようなオブジェクトクローニングができず自動化に適さないシステムは、人のPC操作を再現するなどして対応したため、開発工数とメンテナンス負担が増大
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ユーザーがRPA導入の意義を理解していない
ITを専門としないエンドユーザーに、RPAによる自動化とシステム化は異なるということを説明し理解してもらうことが難しい
これらの課題に加え、既存のRPAツールでできる自動化の限界、クラウド環境への対応、といった課題に対し、当社がどのように解決してきたか、そのためにはどのようなテクノロジーが必要か解説します。
クラウドシフト時代の自動化を実現するテクノロジーのご紹介
業務の自動化を実現するためには、適したテクノロジーや、これだけは譲れないという必須のポイントをきちんと抑えている製品を選定することが必要です。
クラウドシフト時代においては、RPAとiPaaSが業務自動化に必要なテクノロジーとなります。
RPA
RPAに必須のポイントはこの3点です。
- ロボットが止まらないこと
- 開発生産性が高い
- 開発を外注しても安全に運用できること
これらのポイントの詳細を解説したうえで、条件を満たすRPAとしてAutomation 360のご紹介をします。
日立ソリューションズでは、自社でもAutomation360やWorkatoを活用しており、そこから得た知見をいかしてお客様のご支援を行っています。
本セミナーの内容や、製品についてご質問がございましたらぜひお問い合わせください。
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